スペインのバルセロナやバレンシア沖合に浮かぶ島の一つであるイビサ島は、その美しい自然から島ごと世界遺産に登録されたヨーロッパでも有数のリゾート地です。
地中海を望むスペイン本土の沿岸部もリゾート地になっていますが、イビサを他とは違う唯一の場所にしている理由はクラブとそこで開催されるパーティーです。
特に夏場はヨーロッパ中から若者が集まって、夜な夜なものすごい盛り上がりを見せるんです。
といってもイビサ島には歴史的建造物が残る興味深い観光地や、家族でのんびりできるビーチもたくさんあります。
ここではスペイン旅行でイビサ島にも立ち寄りたいと考えている人のために、
- イビサ島のおすすめ観光スポット
- 有名なクラブ
- 行き方
- 気候や治安
等を紹介したいと思います。
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イビサ島のおすすめ観光スポット
①イビサ・タウン
イビサ・タウンはイビサ島で一番大きな街で、白い壁の建物が並ぶ美しい景観が魅力です。
イビサ島の画像を検索するとこの町の写真が一番多く出てきますよ。
町に面するイビサ湾周辺にはレストランや有名クラブがいくつもあり、高級ブランド店などもたくさん軒を連ねています。
またそれと同時に旧市街には歴史ある建物なども残っていて、イビサ観光の拠点になる場所なんです。
イビサ島を訪れるなら、絶対に外せない街ですよ。
②ダルト・ヴィラ
ダルト・ヴィラはイビサ・タウンの中にある旧市街です。
この旧市街が造られたたのはなんと2500年以上も前ですが、今残っている町をぐるりと囲む城壁は16世紀に再建されたものです。
16世紀でも十分歴史的価値のあるもので、このダルト・ヴィラの中の街並みは16世紀の雰囲気をそのまま体感できる文化価値の高い場所になっています。
その中でもイビサ城と大聖堂は必見のスポットです。
街の高台にあるので、ゆっくり散策しながら頂上まで登ると地中海の海やイビサ・タウンを見渡せます。
③カラ・コンテ
イビサ島第2の都市サン・アント二の近くにあるビーチです。
スペイン語でビーチはプラジャというのですが、小さいビーチのことをこんな風にカラと呼びます。
イビサ島にはいくつもこのような自然に囲まれた、透明できれいな海水を誇るビーチがいくつもあります。
カラ・コンテ島の北西部にあることもあり、夕陽の美しい絶景スポットとして有名なんですよ。
ビーチには海の家にあたるチリンギートもあるので、1日ゆっくり過ごすのにぴったりの場所ですよ!
新婚旅行でイビサ島へ行く人にもおすすめです。
クラブとパーティー
リゾート地としては隣のマヨルカ島の方が有名ですが、それでもイビサ島がバカンス先としてこれだけの人気を誇る一番の理由はそのクラブ文化でしょう。
- 世界中から有名なDJが集まるPACHA
- 泡パーティーが開催されるAMNESIA
- 屋外プールがそのままクラブになるUSHUAIA
これらを筆頭に島にはたくさんのクラブがあります。
特に6月から9月の夏季休暇のシーズンはクラブで連日パーティーが開催され、町中に世界中から来た若者があふれものすごい活気に包まれます。
クラブが好きな人は、この熱気を味わうためだけでもスペインまで足を運ぶ価値はありますよ。
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イビサ島の基本情報
行き方
まずイビサ島への行き方ですが、日本からイビサ島は飛行機で1回から2回の乗り継ぎで行くことができます。
所要時間は20時間前後ですが、ヨーロッパ方面に行くことを考えるとそこまで長時間ではありません。
またスペインのマドリードやバルセロナからも直行便が出ているので、スペイン周遊の行先の一つにすることもできますよ。
航空券を探すのには下記のサイトが便利です。
スカイスキャナー
https://www.skyscanner.jp/
またイビサ島へ行くツアーもあるので、気になる方は下記のサイトを探してみてくださいね。
海外旅行/海外ツアーの専門店 -エス・ティー・ワールド【STW】
https://stworld.jp/tour_search_f2/#/?homenG=EU&homen=ES&city=IBZ&dep=NRT,HND,TYO&page=1&sw=dep
気候
イビサ島は1年を通して温暖で過ごしやすい気候です。
夏:最高気温は東京とさほど変わらずかなり暑いものの、湿気が少ないので日陰に入るとかなり暑さをしのげます。
春、秋:昼間気温が上がっても朝晩は冷え込むことがあるので、羽織るものを用意しておいてくださいね。
冬:平均気温が東京より5度ほど高いものの、寒いことは寒いので日本と同じような服装で大丈夫です。
降水量は年間を通して少なく、特に夏場はまず雨は降りません。
その分乾燥しているので保湿クリームがあると安心です。
治安
イビサ島の治安は概ね良好ですが、7月下旬から8月中旬の一番観光客で賑わう時期には少し注意が必要です。
毎年この時期にイビサに来た観光客が酔っ払って起こす喧嘩や度を越した騒ぎ方が、スペインのニュースで放送されて問題になっています。
ここ数年はホテルの中庭にあるプールに建物の何階かから飛び込むのが若者の間で流行し、何人か死者も出ています。
またイビサにはアルコールの他にドラッグの問題もあります。
スペインではマリファナを吸うのが合法なのですが、イビサにバカンスに来る外国人にはそれを目当てでやってくる人もいます。
クラブでのパーティーは楽しいものであっても、どうしてもアルコールやドラッグとつながりやすくなります。
法を守って節度を持って楽しむ分には全く構わないですが、度を越してしまうと喧嘩などのトラブルに巻き込まれることもあるので十分に注意してくださいね。
おすすめの時期
イビサ島を旅行するのにおすすめの時期は、島に行く目的によってかなり変わります。
クラブでパーティーを楽しむならヨーロッパ中から若者が集まってきて大盛況になる6月から9月の夏場がおすすめです。
逆に島をゆっくり観光したいという方はこのハイシーズンはずらして、春や秋に行くとのんびり旅行が楽しめると思います。
特にクラブのパーティシーズンは9月下旬で終わりなので、それ以降は島はゆったりとした姿に戻ります。
航空券やホテルの値段も夏場以外の時期だとぐんとお得になりますよ。
夏場イビサ島のビーチは楽しみたいけどパーティ等騒々しいのは苦手だという人は、イビサ・タウンは避けてサンタ・エウラリアあたりを拠点にしてくださいね。
下記の記事でバルセロナの観光情報や基本情報それにイビサへの行き方などを詳しく解説しています。よかったら参考にしてみてください。
>スペインのバルセロナ観光ポイント!現地人が教えます
まとめ
- イビサ・タウンの旧市街やビーチなどイビサ島には観光スポットがいっぱい
- クラブの聖地で世界中から有名なDJが集まる
- 夏場はクラブで盛大なパーティーが開催される
- 1年中を通して温暖で冬は寒いものの日本よりは気温が高い
- 雨はめったに降らない
- 夏場の治安には注意
- 6月から9月がクラブのパーティーシーズン
- ゆっくり観光するなら春や秋がおすすめ
イビサ島は自然環境も美しく文化的価値も高い魅力的な場所です。
また良質な塩の原産地としても知られています。
日本でもバカンス先として最近有名になってきていますし、沢尻エリカさんが留学していた場所として知っている人もいると思います。
そして何よりクラブが好きな人にとっては人生で1度は行ってみたい場所になるのではないでしょか。
昼間はビーチや観光を楽しみ、夜はクラブでとにかくパーティーと24時間楽しめて、日頃のストレスを忘れて思いっきりバカンスできます。
またバルセロナからは飛行機で1時間と本当に近いので、気軽に日帰りで観光だけすることもできます。
スペイン周遊をするのに行先に迷ったら、ぜひイビサ島も候補に入れてみてくださいね。
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