海外旅行に行くために荷造りをする時、一体どんな服を持っていけばいいのか悩むことはありませんか?
現地の気温は調べることができますが、湿気や天候によって体感温度は全然違ってくるので日本と全く同じ服装でいいのか悩んでしまうと思います。
スペインは基本的に日本で着ているのと同じ服装で大丈夫ですが、北部、中部、南部で全然気候が違うので、行き先の気候を知っておくとより荷造りがしやすくなります。
いざスペインについて思っていたより寒かったり暑かったりすると場合によっては服や防寒具を買い足さないといけなくなることもあります。
お土産などをいっぱい買おうと思っている人は、限られたスーツケースのスペースと航空会社の決めた荷物の制限重量を買い足した衣類で埋めてしまいたくないですよね。
そこでここではスペイン各地の気候について説明するとともに、おすすめの服装も紹介したいと思います。
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北部と南部で気候は変わる?
スペインと聞くと灼熱の太陽やビーチといった暖かい国というイメージがあるかもしれませんが、それは南部のアンダルシア地方の気候です。
スペインの北部はアンダルシアとは全く違い雨が多く夏でも涼しい、どちらかというとイギリスに近い気候です。
北部は冬は雪が降ることもありますが、平均気温を見るとそこまで急激に寒くなるということもないので、冬場の観光も大丈夫ですよ。
また首都のマドリードのあるスペイン中部は、夏は暑く冬は寒いという1年を通しての寒暖差が激しいどちらかというと厳しい気候です。
それでも夏は一番熱い2時ごろは建物の中にいるようにしたり、冬もしっかり防寒したりすることで1年を通して観光を楽しむことができます。
こうやって地域ごとの気候の違いを聞くと、ますます持っていく服装に迷ってしまうかもしれませんね。
でも基本的にはスペインの北部以外は1年中日本と同じ服装で大丈夫です。
夏にスペイン北部に行く時だけは、長袖や羽織るものがいりますしサンダルよりスニーカーやパンプスの方がいいのでそこだけは気をつけるようにしてくださいね。
それでは次にスペインの気温や気候を具体的に見ていきたいと思います。
シーズン別スペインの気候(グラフ付)
季節毎の気温と湿度
スペイン各地の季節ごとの平均的な気温を紹介します。
年や天気によって多少前後することもありますので、目安としてみてください!
分かり易いようにグラフでまとめてみます。
マドリードの気温
夏(6月~8月) 最高気温 30℃前後 最低気温 18℃前後
秋(9月~11月) 最高気温 20℃前後 最低気温 13℃前後
冬(12月~2月) 最高気温 10℃前後 最低気温 3℃前後
夏と冬の気温差が激しく、夏でも昼間と夜の気温差が結構ある厳しい気候です。
1年を通して雨が少なく湿度も低いので、夏場は本当に乾燥します。
バルセロナの気温
夏(6月~8月) 最高気温 28℃前後 最低気温 19℃前後
秋(9月~11月) 最高気温 23℃前後 最低気温 12℃前後
冬 最高気温 14℃前後 最低気温 5℃前後
年間を通して比較的温暖な気候です。
降水量が少なく、湿度が低いです。
アンダルシアの気候
夏(6月~8月) 最高気温 35℃前後 最低気温 19℃前後
秋(9月~11月) 最高気温 25℃前後 最低気温 13℃前後
冬(12月~2月) 最高気温 15℃前後 最低気温 6℃前後
年間を通して温暖で、バルセロナに比べると夏の暑さが厳しいです。
アンダルシアの沿岸部は真夏でも日陰に入ると過ごしやすいのですが、内陸部の暑さは強烈です。
グラナダの山岳地帯に限って冬に雪が降ることもあります。
年間を通して雨が少なく夏はまず雨が降らないので、湿度が低く乾燥しています。
以前に『スペインのアンダルシア地方の観光ポイントを現地人が紹介!』という記事でアンダルシアについて詳しく紹介しています。
他にも
『スペインのミハス観光ポイント!現地人が教えます』
『スペインのマラガ観光ポイント!現地人が教えます』
『スペインのセビリア観光ポイント!現地人が教えます』
『スペインのロンダ観光ポイント!現地人が教えます』
の記事でも各地域の詳細情報を紹介しています。観光前に参考にしてみてください。
スペイン北部の気温
夏(6月~8月) 最高気温 25℃前後 最低気温 15℃前後
秋(9月~11月) 最高気温 20℃前後 最低気温 10℃前後
冬(12月~2月) 最高気温 14℃前後 最低気温 5℃前後
夏が涼しく、冬はそれに比べるとそこまで寒くはなりません。
とはいっても冬場は雪も降ることがあるので注意が必要です。
1年を通して雨が降ることが多く、湿度が高めです。
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季節毎の現地の服装
気になる現地での服装ですが、北部の夏場を除いては基本的に日本で着ている服装と同じで大丈夫です。
下に季節ごとの観光に適した服装をあげていくので参考にしてくださいね。
春(3月~5月)におすすめの服装
薄手の長袖のトップスに、軽いジャケットかカーディガンを羽織ります。
アンダルシアの場合は半袖のトップスも何枚か用意していると安心です。
靴はスニーカーか歩きやすいパンプスがおすすめです。
夏(6月~8月)におすすめの服装
半袖のトップスに、短い丈か涼しい素材のボトムスを合わせます。
日差しが強いので帽子があった方がいいですよ。
朝晩は涼しく感じることもあるので、カーディガンなど軽く羽織れるものがあると安心です。
靴は歩きやすいサンダルがおすすめです。
北部の場合は半袖や薄手の長袖のトップスにカーディガンやパーカーを羽織るようにしましょう。
靴はスニーカーや歩きやすいパンプスがおすすめです。
秋(9月~11月)におすすめの服装
長袖のトップスにジャケットを羽織ります。
朝晩は冷えることもあるので、ストールがあると便利です。
靴はスニーカーか歩きやすいショートブーツがおすすめです。
冬(12月~2月)におすすめの服装
長袖のニットにコートを羽織ります。
マドリッドや北部ではダウンコートがあると安心です。
冷え込むこともあるので、マフラーや手袋といった防寒グッズも用意しましょう。
アンダルシア地方は昼間暖かくなることもあるので、長袖のTシャツ、カーディガン、コートと重ね着しておいて、気温に合わせて調節できるようにしておくと快適に観光ができますよ。
以前の「スペインでの服装は?シーズンや場所にあわせた服選び!」という記事内で、スペインの各地域、シーズン毎のおすすめの服装や、観光する場所に適した服装を紹介しています。
観光する服装に迷ったら参考にしてみてくださいね。
⇒スペインでの服装は?シーズンや場所にあわせた服選び!
雨季や台風のシーズンはある?
スペインにはこれといって雨季と言えるような時期もないですし、台風も来ません。
北部は雨が多く、それ以外の地域はあまり雨が降らないのが特徴です。
ただめったに雨が降らない地域でも、春と秋に1週間くらい雨が降り続く時があります。
その時はだいたい1日中土砂降りなので、念のためにスーツケースに折り畳み傘を入れておくと安心ですよ。
スペイン旅行のベストシーズンはいつ?
スペインを旅行するベストシーズンは、旅行の目的によっていろいろと変わります。
灼熱の太陽と海というようなスペインらしさを満喫したいというなら、断然夏がおすすめです。
バルセロナやアンダルシアの沿岸部に行くと、ビーチもたっぷり堪能することができます。
ってことは、世界遺産などの文化財を見て回りたいという場合は、暑すぎず寒すぎない春や秋が快適ってことだね!
うんうん、そうだね!
アンダルシアの真夏だと観光は朝と夕方にして、真昼の時間は移動に当てるなどすると暑さをしのげます。
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カサとレインコートどっちが良い?
カサとレインコートは自分が使いやすい方で大丈夫です。
スペイン人の大人でレインコートを着ている人はまずいないのですが、観光客の中でも特にバックパッカーの人が着ているのはたまに目にします。
折り畳み傘が持ち歩くのに一番便利だと思いますが、大聖堂などの前ではカサをさしていると後ろの人の視界を遮ぎってしまうので配慮するようにしてくださいね。
日傘や日焼け止めは必要?
スペインの夏の日差しはとても強いので、日焼け止めは必須アイテムです。
ビーチに行ったり昼間に街を歩いていたりするとあっという間に焼けるので、特にお子さんには出かける前にしっかり日焼け止めを塗ってあげるようにしてくださいね。
日差しが強いと日本では日傘を使う人が多いと思いますが、スペインでは日傘を使っている人はまずいません。
どうしても使いたいという場合は使ってもいいと思いますが、混雑した場所や大聖堂などのモニュメントの前などでは周りの人の邪魔になってしまうこともあります。
そういった場合にはたたむようにするようにしてくださいね。
観光するには軽くてかさばらない帽子の方がおすすめですよ。
まとめ
スペインの気候は日本のように四季の移り変わりがはっきりしていますが、夏も冬も日本に比べると穏やかです。
日本から来るとどちらかというと過ごしやすいなと感じることが多いと思います。
北部を除くと雨もあまり降らないので、観光しやすい場所なんですよ。
といっても日本と大きく気温が変わることはないので、夏に北部に行く時以外はそこまで服装をきにする必要もないですよ。
夏に北部以外の場所を旅行する時は強い日差しが待っているので、日焼け止めと帽子はしっかり用意していくようにしてくださいね。
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