スペインにある世界遺産で有名なのはどこ？絶対外せない10選！！

スペインを旅行する目的はフラメンコ鑑賞、闘牛、サッカー観戦、地中海のビーチや食べ物など色々あると思いますが、世界遺産の観光もその一つですよね。

スペインの歴史は複雑で、古代ローマ帝国からアラブ支配の時代を経てカトリックの王がスペイン統一を成し遂げました。

そのためにスペイン各地にはローマ時代の遺跡やイスラム建築、それにカットリックの大聖堂など様々な時代の重要な建築物をみることができます。

そしてその中には世界遺産に登録されているものもたくさんあり、1度の旅行ではなかなか全部は見て回れないんです。

スペインにある有名な世界遺産

世界遺産の登録数がイタリアと中国に次いで世界で3番目に多い国がスペインです。

その中で、特に見逃せない場所を10か所紹介したいと思います。

①アントニ・ガウディの作品群

天才建築家ガウディのバルセロナとバルセロナ近郊にある7つの建築物が、1984年にまとめて世界遺産に登録されています。

スペインの世界遺産と聞いておそらくほとんどの人が最初に思い浮かべる、サグラダファミリア大聖堂はこの中の一つです。

ただサグラダファミリア大聖堂は全体ではなく、完成しているご生誕のファサードと地下聖堂だけが世界遺産になっているんですよ。

他にもグエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、カサ・ビセンス、グエル邸、コロニア・グエル教会地下聖堂とバルセロナを代表する観光地ばかりが名を連ねています。

②バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院

バルセロナでガウディとほぼ同時期に活躍したもう一人の建築家、リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーの建築物も1997年に世界遺産に登録されています。

カタルーニャ音楽堂は昼間の見学ツアーに加え夜はコンサートも開催されていいて、人気の観光スポットになっています。

サン・パウ病院は現在修復中ではあるものの、一部は見学できるようになってきています。

③古都トレド

トレドはマドリードの近くにある古都で、その16世紀の面影を残す美しさから1986年に旧市街全体が世界遺産に登録されました。

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教という異なった3つの文化が共存する歴史の流れを強く感じさせる美しい街は必見の価値ありです。

④セゴビアの旧市街と水道橋

セゴビアはマドリードから北西へバスで1時間半ほど行ったところにある町で、ここにある水道橋と旧市街が1985年に世界遺産に登録されています。

水道橋は古代ローマ帝国時代のもので建設されたのは1世紀ですが、2000年も前のものなんて思えないほどの大きさと迫力があります。

また旧市街の丘の上にあるアルカサルはディズニー映画『白雪姫』のお城のモデルで、青い屋根と白っぽい意志の外壁がとても優雅です。

⑤グラナダのアルハンブラ、ヘネラリフェ、アルバイシン

スペインのアンダルシア地方で最も人気の世界遺産といえば、やはりグラナダのアルハンブラ宮殿です。

このアルハンブラ宮殿と庭園のヘネラリフェ、それに宮殿の全貌を見ることのできるアルバイシンの丘も1984年に世界遺産に登録されています。

グラナダはスペインを支配していたアラブ王朝が最後に首都を置いていた場所です。

そして当時王族の居住地であったアルハンブラ宮殿は、イスラム建築の最高傑作と謳われています。

⑥コルドバ歴史地区

スペインのアラブ王朝が栄華を極めていた時代に首都がおかれていたのがコルドバで、この地にはかつての礼拝場のメスキータが残っています。

メスキータというのは愛称で現在の正式名称はコルドバの聖マリア大聖堂です。

このメスキータと周辺のユダヤ人街も1984年にコルドバ歴史地区として世界遺産になっています。

そのせいかメスキータの内部はイスラム建築の柱の森の中に突如カトリックの礼拝堂が現れるという他に類のない建築物となっているんです。

⑦セビリアの大聖堂

アンダルシアの州都で歴史ある街であるセビリアの大聖堂も1987年に世界遺産の仲間入りをしています。

大聖堂自体も豪華絢爛な祭壇やコロンブスの棺等見どころがたっぷりですが、鐘楼であるヒラルダの塔にも注目です。

⑧サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街

スペインの巡礼路カミノ・デ・サンティアゴのゴールであるサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂を含む旧市街も1985年に世界遺産になっています。

大聖堂は聖ヤコブの遺骸が祭られていると言われていて、1年中世界中から巡礼者が集まります。

⑨ブルゴス大聖堂

ブルゴス大聖堂はスペイン北部を代表するゴシック様式の美し大聖堂で、1984年に世界遺産に登録されました。

フランスの大聖堂からアイデアを得て建てられていて、スペイン内にあるゴシック様式の中でもその美しさは際立っています。

大聖堂などのカトリックの建築物が好きな人にとっては、一度は見てみたい場所なのではないでしょうか。

⑩テイデ国立公園

これまで世界遺産の中でも文化遺産ばかり紹介してきましたが、スペインには自然遺産もいくつかあります。

その中でも特におすすめなのは2007年に登録されたカナリア諸島のテネリフェ島にあるテイデ国立公園です。

スペインには一体どれくらいの世界遺産があるの？

最初に少しふれたようにスペインは世界遺産の数で第3位という世界遺産の宝庫です。

では実際の数はどれくらいなのかというと、なんと46もの世界遺産があるんです。

その中でも建築物などの文化遺産が40と最も多く、自然遺産が4か所で複合遺産が2か所になっています。

下記のサイトでスペインにある世界遺産の一覧と地図を見ることができるので、よかったらチェックしてみてくださいね。

世界遺産オンラインガイド
https://worldheritagesite.xyz/europe/spain/

ちなみに日本も世界遺産の数が21と多く、ランキングでは12位になっています。

まとめ

• スペインには世界遺産が沢山ある
• その中でも建築物などの文化遺産がダントツに多い
• 世界遺産はバルセロナ、アンダルシア、北部にまんべんなく分布している
• バルセロナはガウディの建築物がアンダルシアではイスラム建築が多い
• 自然遺産はカナリア諸島に多い

スペインの世界遺産を有名どころを中心に紹介しましたが、その中でも壮大な建築物が目立ちますね。

特にアンダルシア地方にあるカトリック文化とイスラム文化が融合した建築物は、スペインでしか見られないものです。

スペインで世界遺産を見てまわろうと考えている人は、ぜひアンダルシア地方にも足を延ばしてみてくださいね。

どの世界遺産に行けばいいのか迷ってしまうという人は、インターネットで検索すると画像もたくさん出てくるので参考にしてください。