国際結婚のための複雑な手続きを終えて一息ついた後、次に考えるのは結婚式をどうするかではないでしょうか。
大好きな人との結婚式はとても楽しみではあるものの、国際結婚だと
- どこで挙げるのか
- どんな形式にするのか
- 余興やスピーチはどうするのか
- ご祝儀や引き出物等の文化の違いはどうするのか
などいろいろ考えないといけないことがたくさん出てきます。
そこでここでは国際結婚で結婚式を一体どうやって挙げようか頭を悩ませている人のために、両方のゲストに楽しんでもらえるためのアイディアを紹介したいと思います。
Sponsered Links
国際結婚の結婚式に使えるアイディア
2ヵ国で挙げる
結婚式をどちらの国で挙げるのかが1番悩むポイントなのではないでしょうか。
特にお相手の国が飛行機で10時間以上かかるような遠くの場所の場合、ゲストの人たちも移動が大変です。
夫婦どちらの家族にも高齢のおじいちゃんおばあちゃんがいたり、小さな子供がいたりすると結婚式に呼びたいのに来れない人が出てきてしまいます。
そんな場合は結婚式を日本と相手の国で別々に2回挙げるというカップルも多いです。
式で新婦側と新郎側の人数に差は出てしまうものの、長距離移動するのが自分と両親など本当に近い関係の人だけになるのでかえってこの方が楽という場合もあります。
2回きちんとした結婚式をやるのはもちろん、どちらかの国で大きな式をしてもう一方の国では食事会の形式にしたりする人もいます。
親族だけで結婚式をする場合は、少人数プランのある式場が便利ですよ。
通訳を付ける
また国際結婚の結婚式では外国からはるばる来ていただいたゲストの方のために、通訳をつけるのも検討してみてください。
通訳はプロの人に頼むのもいいですが、あらかじめ用意しておいたセリフを兄弟や友達に読んでもらうだけでも結構違います。
結婚式や披露宴の進行を理解できた方が、絶対に式を楽しんでもらえますよ。
また余興や演出でスクリーンで動画を流す場合も、字幕もつけたり相手の国の言葉で解説を入れたりするとみんなが楽しめます。
ちなみに結婚式の招待状は2か国語で記載して同じものを使うのが一般的です。
宗教やしきたりに配慮する
結婚式は宗教的な要素やその国のしきたりが結構強く反映されていることがあります。
例えば日本の神前結婚式も、日本ならではの文化を楽しんでくれる外国人のゲストもいればそうでない人もいるとおもいます。
日本人同士だと何でもないことですが、国際結婚だとどの形式の結婚式が両国のゲストに楽しんでもらえるかを考えるのもポイントになります。
その場合、宗教など絡まない人前式を選ぶというのもいいですよ。
また結婚式の費用の分担も国によってはしきたりがあるところもあります。
中には結婚式の費用は新婦側がほとんど持つという国もあります。
新郎新婦が自分たちで全部負担するのが一番もめることがないと思いますが、双方の親の顔を立てつつ、状況を見ながら臨機応変に対応してくださいね。
余興やスピーチを工夫
日本の結婚式では友達が余興をしてくれたり、上司がお祝いのスピーチをしてくれたりしますがこれは海外の結婚式ではありません。
余興やスピーチが長いと海外からのゲストが退屈してしまうこともあるようです。
なので余興は短めにして、できるだけ通訳を付ける等工夫するのがおすすめです。
食事にも注意
結婚式の食事にも国際結婚ならではの気を付けたいポイントがあります。
結婚式場の披露宴でのコース料理だと洋食が中心で海外の人にも食べやすいと思います。
ただ食事会をレストランでするようなときは、お相手の国の家族や友達が和食を食べられるのかどうかも確認しておいた方が無難です。
また国によっては食べてはいけない食材があるところもあるので、その場合はコースからその食材を除くようにしてくださいね!
Sponsered Links
ご祝儀や引き出物について
結婚式のご祝儀や引き出物は日本独自の文化です。
結婚式でお金を渡す国は日本以外にもたくさんあります。
ただ兄弟だと5万円、友達だと3万円など新郎新婦との間柄によって細かく相場が決まっていたりするのはおそらく日本以外にあまりないでしょう。
海外だと日本よりご祝儀の相場が低いこともありますし、包める額だけ包んだりプレゼントでお祝いすることもあります。
なので海外のゲストの人からは、日本の相場のご祝儀がいただけないのは仕方のないことです。
ご祝儀がないなら引き出物は一体どうすればいいのと思うかもしれません。
カップルによって考え方が違うとは思いますが、引き出物は結婚式に来てくれた人にありがとうの気持ちを込めて贈るものなのです。
海外のゲストの人だけご祝儀がないから引き出物もなしとなると、特にご祝儀と引き出物の文化を知らない外国人ゲストは不快に感じるかもしれません。
日本で結婚式をするときは海外からのゲストの人にも引き出物は送る方がいいと思います。
ご祝儀をくれた人とくれなかった人の引き出物が同じだと不公平なのではと考える人もいると思います。
その時はあくまで見た目はわからないようにして、引き出物の金額を変える送りわけを検討してみてください。
もし海外だけで結婚式をする場合は、引き出物は後日日本側のゲストに郵送するという方法もありますよ。
以前に書いた下記の記事でスペインの結婚式はどんな感じなのかを詳しく紹介しています。良かったら参考にしてみて下さい。
>スペインの結婚式の特徴はどんなところ?日本と結構違います
まとめ
- 国際結婚では2ヵ国で結婚式をすることも
- 通訳はいた方がいい
- スピーチや余興は短めに
- 異なる文化や宗教に配慮する
- ご祝儀や引き出物は臨機応変に対応する
結婚式は新郎新婦が主役とはいうものの、やっぱりゲストの人には楽しんでもらってこそですよね。
なので国際結婚の場合は、新郎側と新婦側のゲストの間の異なる言語や文化に少し配慮することも大切ですよ。
結婚式をするか迷った時はここに挙げたアイディアや、国際結婚で結婚式をしたという人のブログ記事等も参考になると思います。
海外は日本のような結婚式場がないところも多いですが、自分たちで1から手配していくのは大変ですが楽しくもあります。
一生にそうそう何度もない最高の晴れ舞台なので、思い出に残る素敵な式にしてくださいね。
Sponsered Links