スペインの文化や社会に興味のある人でも、なかなかスペインの人口が何人かさっと言える人はいないのではないでしょうか。
それどころか日本と比較して一体どっちの人口が多いかも、いまいちピンとこないと思います。
でも人口の多さは国の規模や国力を知るための、結構重要なファクターですよね。
特にこれからスペイン留学や移住を考えているという人にとっては、これから自分の暮らす国の基本的な情報を押さえておくのは大切ですよ。
そこでここではスペインの人口が日本より多いか少ないかふと気になったという方のために
- スペインと日本の人口どちらが多いか
- スペインと日本の性別・年代別人口の分布
- スペインで人口が多い都市
- スペインと日本の人口で外国人が占める割合
など、スペインの人口についてのあれこれを紹介していきたいと思います。
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スペインの人口と日本の人口の比較
2017年度の日本の人口は1億2675万5千人ですが、これに対してスペインの人口は4652万8966人です。
なんとこうやって比較してみると日本の人口はスペインの人口の2.7倍以上にもなるんですね。
日本は人口が減少していることが問題になっていたり、隣の中国の人口が13億人以上だったりするので、人口が少ないと思っている人もいるかもしれません。
でも日本の人口は世界10位とトップテンに入っていて、実はスペインだけではなくヨーロッパのどの国よりも人口が多いんです！
ちなみにスペインの人口は世界第30位で、西ヨーロッパの中でも少なめになっています。
世界の総人口が増え続ける中、日本もスペインも2010年頃を境に人口の推移が下がってきていて2016年から2017年では人口減少がみられるのは共通していますね。
改めてみてみると日本の人口って結構多いんだね！
下記のサイトでスペインや日本の人口の統計やグラフを見ることができるので、もっと詳しい情報を知りたい方はチェックしてみてくださいね。
総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.htm
statista
https://es.statista.com/estadisticas/472331/poblacion-de-espana-por-genero/
グローバルノート
https://www.globalnote.jp/post-1555.html
スペインと日本の性別と年代別人口の分布
次にスペインと日本の性別と年代別の人口分布を見てみたいと思います。
日本の人口では男性が約6160万人で女性が約6600万人です。
一方スペインでは男性が約2283万人で女性は約2369万人になっています。
日本もスペインも男性より女性の方が多いんですね。
次に年代別に見てみると上にも挙げた日本の総務省の統計を見てみると、日本の人口では
15歳未満 約13％
16歳から64歳 約59％
65歳以上 約28％
次にスペインの人口を下記のサイトで見てみると
PopulationPyramid.net
https://www.populationpyramid.net/es/espa%C3%B1a/2017/
15歳未満 約15％
16歳から64歳 約66％
65歳以上 約20％
日本は超少子高齢化社会だと社会問題になっていますが、スペインと比べるとやっぱり日本の高齢者の割合が多く、子供の割合は少ないですね。
スペインでも子供の数が減っていると問題になっていたりもするのですが、統計を見ると日本の方が深刻そうです。
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スペインで人口が多い都市は
スペインの中で人口が多い都市のランキングを紹介したいと思います。
下記のサイトのデータを参考にしています。
Enterato.com
http://www.enterat.com/servicios/poblacion-espana-provincias-municipios.php
- マドリード 318万2981人
- バルセロナ 162万0809人
- バレンシア 78万7808人
- セビリア 68万9434人
- サラゴサ 66万4938人
- マラガ 56万9002人
- ムルシア 44万3243人
- パルマ・デ・マヨルカ 40万6492人
- ラス・パルマス・デ・カナリア 37万7650人
ランキングを見るとやはり首都マドリードの人口がずば抜けて多く、バルセロナがそれに続く形になっています。
ランキング5位までの都市はスペインの歴史を通して重要だった場所がほとんどで、観光でも人気があるところばかりです。
スペイン版新幹線のAVEも止まるので、スペイン周遊の拠点にもなる便利さもありますよ!
スペイン全体を見ると内陸部より海から近い場所にたくさんの人が暮らしているという傾向があります。
以前の記事で各主要都市の特徴を現地に住んでいる日本人目線で紹介しています。気になる場所がある方は参考にしてみて下さい。
＞スペインのマドリード観光ポイント！現地人が教えます
＞スペインのバルセロナ観光ポイント！現地人が教えます
＞スペインのセビリア観光ポイント！現地人が教えます
＞スペインのマラガ観光ポイント！現地人が教えます
スペインと日本の人口で外国人が占める割合は
最後にスペインと日本の人口で、外国人が占める割合を見ておきたいと思います。
移民や外国人が世界でもかなり少ないと言われる日本と、加盟国内での人の行き来が自由なEU内にあり、移民もある程度受け入れているスペインの違いは気になりますよね。
日本の人口1億2675万5千人のうち外国人は198万6千人で、割合でいうと約1.6%です。
それに対してスペインの人口4652万8966人のうち外国人は442万4409人で、外国人は全体の約9.5%くらいです。
日本と比べるとやはりスペインの中の外国人の人口はかなり多いですね。
でもわたしの暮らすアンダルシア沿岸部の小さな村では外国人が本当に多いので、正直スペインで暮らす外国人の割合はもっと多いと思っていました。
移民に対する審査が厳しくなってきているとはいえ、20％ぐらいは外国人なんじゃないのかという勝手な予想をしていましたが見事に外れてしまいました。
とはいえ9.5%でも世界的に見ると人口に占める外国人の割合はかなり高い方ではあるんですよ。
まとめ
- スペインと日本では日本の方がかなり人口が多い
- 両方の国とも男性より女性の方が多い
- スペインより日本の方が少子高齢化
- スペインで人口の多い都市はマドリード、バルセロナ、バレンシア
- 人口の多い都市は観光でも人気
- 人口に占める外国人の割合は日本よりスペインの方がかなり高い
スペインと日本の人口にスポットを当ててみてきましたが、人口だけでもその国がどういう国なのかなんとなく分かることもあって興味深いですね。
日本の方がスペインより3倍近くも人口が多いというのはとても意外でした。
でもそれにもかかわらず、国土は日本よりスペインの方が広いので、マドリードと東京だと人口密度は東京の方が圧倒的に高いです。
日本からスペインに留学や移住する場合も、人口の多い大都市を選ぶ人が多いし語学学校なども多いです。
日本食レストランなどもあって外国人も多いので、現地の生活にも比較的馴染みやすいですよ。
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