バルセロナ観光の目玉といえば街のあちこちに残るガウディの建築物でしょう。

ガウディの独創的で大胆な作品はその芸術性の高さから世界遺産に登録されているだけでなく、世界中の人々を魅了しています。

ガウディの建築物で一番有名なのはサグラダファミリア教会ですが、その次に人気なのはグエル公園です。

バルセロナの街並みを見下ろせる高台にあるこの公園は、従来の公園のイメージを打ち砕いてくれるくらいユニークで楽しい場所だったりします。

そしてこの公園のシンボルで今やバルセロナの街のマスコット的な存在になりつつあるのがトカゲです。

グエル公園に行く一番の目的はこのモザイクタイルのカラフルなトカゲを見ることだという人も結構いるのではないでしょうか。

笑

そこでここではグエル公園に行って人気のトカゲと記念撮影したいという人のために、

  • グエル公園内のトカゲの場所
  • トカゲにまつわるお話
  • トカゲモチーフのお土産

などについて紹介したいと思います。



Sponsered Links


トカゲがあるのはどこ?

kaidan

グエル公園は入場が有料なゾーンと無料なゾーンに分かれていますが、見どころが集まった有料ゾーンだけでも見学に1時間は見ておいた方がいいくらい敷地が広いです。

見学できる時間が限られているという人だと、まずお目当てのトカゲと対面してからほかの部分をゆっくり見たいと思ったりもすると思います。

そんな人は一体あのトカゲは公園内のどこにいるのか、かなり気になるでしょう。

トカゲがある場所は有料ゾーンの中心部分にある大階段で、公園の正面中央にある出口専用のゲートのすぐそばです。

ポイント

入り口は東側と西側の2か所ありますが、有料ゾーンに足を踏み入れると大階段はすぐに見つかりますよ!

トカゲの周りにはいつも人だかりができているので、いい写真を撮るには少し順番待ちをしないといけないかもしれません。

悩

このトカゲってそもそも何なの?

このトカゲは一体何なのか?

tokage

トカゲの正体!

グエル公園のトカゲはオブジェだと思っている人もいるかもしれませんが、実は噴水です。

トカゲの口から水が出るようになっているのですが、近くで見ると少しおかしかったりもします。

余談になりますがトカゲの下にはモーゼを守っていたとされるネフシュタンという蛇の顔をモチーフにした噴水もあります。

このトカゲのある大階段はいわばグエル公園の玄関にあたるところで、公園の顔にふさわしい神秘的な雰囲気が漂っています。

本当にトカゲなの?

日本ではトカゲと呼ばれることが一番多いと思いますが、グエル公園の公式ホームページだとドラゴンになっています。

その他にもサンショウウオじゃないかという声もあり、このトカゲの正体にはさまざまな説があります。

というのも実際ガウディが何をモチーフにしたのかについては秘密になっていたのか、実はよくわかっていないんです。

でももしドラゴンだとしたら、公園内の泉の守り神の意味を込めて場所に置いたのではと言われることもあります。

何にせよ実際にあのトカゲを近くで見て、やっぱりトカゲだ、いやサンショウウオだろう、等と議論しあうのもまた一つの楽しみ方かもしれません。



Sponsered Links


トカゲモチーフのお土産も人気

グエル公園のトカゲはかなり人気があるのか、バルセロナのお土産屋さんにはこのトカゲをモチーフにしたグッズが色々売られています。

笑

小さな置物やマグネット、それにキーホルダーなんかはカラフルで何となくアートな感じもしてとてもかわいいですよ!

さらにはこのトカゲをモデルにしたイラストの商品もあったりします。

スペインのほかの地域のお土産屋さんでもたまにこのトカゲのものを見かけるほど、スペイン土産として人気があるようです。

ちなみにグエル公園のモザイクタイル風の食器もあって、見ていると楽しいです。

バルセロナ旅行の記念にトカゲグッズを一つ買って帰るのもいいですし、お土産として友達に配っても喜ばれそうですね。

グエル公園ってどんなところ?

トカゲの噴水があるグエル公園は一体どんなところなのかについて、少しふれておきたいと思います。

ガウディはグエイ伯爵の依頼でグエル公園を設計しましたが、実は最初は公園ではなくイギリス風の住宅地となる予定でした。

ちなみにグエイをスペイン語読みするとグエルになって、この依頼主の名前が公園の名前の由来になっています。

ガウディはここで自然と芸術の融合を目指した今まで誰も見たことのないような住宅地を作っていきましたが、計画は途中で潰えてしまいます。

というのもガウディとグエル伯爵の発想は斬新すぎて、当時の人には理解されなかったんです。

結局ここの分譲住宅を買ったのはガウディとグエイ伯爵だけで、伯爵が亡くなったのを機に公園として市が買い取りました。

そして現在はバルセロナでもトップレベルの人気の観光地となっています。

今だったらガウディの設計した住宅地なら入居希望者が殺到しそうですが、生前のガウディは今のように正当に評価されていませんでした。

昨今のグエル公園の人気ぶりを見ると、完成から100年たってやっとみんながガウディに追いついたという感じなのかもしれません。

★グエル公園に行く予定の方へ
以前に書いた下記の記事でグエル公園の優先入場チケットの予約方法について紹介しています。予約がまだの方は参考にしてみてください。
グエル公園の予約方法は?スペイン在住の私が詳しく紹介します!

まとめ

  • トカゲは公園中央の大階段にいる
  • トカゲの正体は口から水が出る噴水
  • 公式サイトではドラゴンになっている
  • 正式には何をモデルにしたかわかっていない
  • トカゲをモチーフにしたお土産もある
  • グエル公園は元は住宅地として設計された

グエル公園のトカゲは本当に人気者で、ツーショットで写真を撮りたい人たちがいつも周りにたくさんいます。

見事なモザイクタイヤでの装飾に目を見張るのはもちろん、近くで見るとどことなく親近感のわく顔立ちなところも魅力です。

実は一度過去にいたずらで一部が破壊されたこともあったのですが、今では完璧に修復されています。

このトカゲのような動物のモチーフは、自然と芸術の融合を目指したガウディの建築物ではよく見られるんですよ。

またカラフルなモザイクタイヤはこのトカゲだけでなくグエル公園内で色んなところに使われているトレードマークでもあります。

笑

このトカゲと記念撮影を済ませたら、グエル公園のほかの見どころもばっちり楽しんでくださいね。



Sponsered Links