ひまわり、白い村、フラメンコ等アンダルシアにはスペインらしさを象徴するたくさんのものがありますが、隠れた名物に馬があります。
世界各国にいろんな種類の馬がいますが、実はスペインのアンダルシアにもこの地域原産の馬がるんですよ。
よく訓練された馬の力強い体つきやしなやかなフォルムは思わず見入ってしまうくらい美しいですし、騎手と一体になった馬術ショーは見ごたえたっぷりです。
そしてここアンダルシアのへレス・デ・ラ・フロンテーラでは、アンダルシアの馬を堪能できるスポットやお祭りがあったりします。
スペイン旅行を計画している馬好きの人にとっては、ぜひ訪れてみたい場所なのではないでしょうか。
それでは馬が好きでスペイン旅行の行程の中でぜひアンダルシアの馬を見てみたいという人のために、王立馬術学校や馬祭りなどを紹介していきたいと思います。
Sponsered Links
アンダルシアの馬ってどんな馬?
アンダルシア馬はアンダルシアンという呼称で呼ばれることが多い、バロッコ馬の一種です。
アンダルシア地方に昔からいた馬に北アフリカのバルブ種の血が混じっていると言われていていて、その起源はなんと8世紀にまで遡ります。
見た目は白っぽい色が多く、がっちりしていて力強くて背は低めで、長いしっぽがとっても優雅です。
また俊敏で足も速いのも特徴なんですよ。
アンダルシアンを今も生産しているのはアンダルシアのカディス県にあるへレス・デ・ラ・フロンテーラという町です。
へレス・デ・ラ・フロンテーラには王立の馬術学校があったり、馬祭りが行われたりするんですよ。
王立アンダルシア馬術学校
どんなところ?
へレス・デ・ラ・フロンテーラには王立アンダルシア馬術学校があります。
ここは馬術学校として馬術を教えているのはもちろん、アンダルシアンの馬術ショーが開催される観光スポットでもあるんですよ。
1975年にスペイン王室によってつくられた有所正しい馬術学校で、ラス・カデナス宮殿の中に位置しています。
ちなみにヨーロッパ内にはスペインの馬術学校が結構あるのですが、そのもとになるのがなんとこの王立アンダルシア馬術学校なんですよ。
学校内にはアンダルシアンを飼育する馬小屋が複数あるのはもちろん、馬術に使う道具が展示されている美術館も見学することができます。
馬術ショーが見られる!
王立アンダルシア馬術学校の目玉はなんといっても馬術ショーです。
しっかりと訓練されあアンダルシアンの力強いショーは生で見ると圧巻です。
2017年は”COMO BAILAN LOS CABALLOS ANDALUCES”(アンダルシアの馬はどう踊るの?)というショーが見られるようです。
月によって週に何回ショーが開催されるかががまちまちなので、下記の公式ホームページでスケジュールを確認してくださいね。
https://www.realescuela.org/en/programacion.cfm
ここは見てみたいね!
Sponsered Links
馬祭り
アンダルシアン原産地のへレス・デ・ラ・フロンテーラでは春に毎年馬祭りが開催されます。
馬祭りは秋祭りと並んでへレス・デ・ラ・フロンテーラでとても重要なお祭りです。
ちなみに開催期間は毎年微妙に日程が変わりますが、2017年は5月13日から5月20日の1週間になっています。
馬祭りの開催期間中に町を練り歩くアンダルシアンやアンダルシアンが引く馬車のパレードを見ると、この町にとってこの馬がどれだけ大切なのかが分かりますよ!
馬ももちろんですが、この時期は町でフラメンコの衣装で着飾った女性や女の子を沢山見ることができますよ。
アンダルシア地方でフラメンコの衣装は日本の浴衣みたいなお祭りの時に着る衣装になっています。
昼間のパレードも見どころですが、アンダルシアのお祭り(Feria)の楽しみはやっぱり夜です。
アンダルシア地方の比較的大きい町にはお祭りのための広い広場の会場があるのですが、へレス・デ・ラ・フロンテーラも例外ではありません。
馬祭りの期間中はRecinto Feriaというお祭りの会場に夜間にオープンする簡易遊園地のようなものが現れます。
これもおもしろそ~!
子どもも乗れるものから絶叫系の乗り物まで色々あって、たっぷり楽しむことができます。
さらに会場にはお祭り期間限定のバルも立ち並び、ドリンクやタパスを楽しみながらおしゃべりに興じる人たちですごい活気を見せます。
馬祭りの時期にへレス・デ・ラ・フロンテーラを訪れるなら、この夜のお祭りは絶対外せないスポットです。
アンダルシア馬の生産地へレス・デ・ラ・フロンテーラ
どんなところ?
最後に馬術学校や馬祭りがあるへレス・デ・ラ・フロンテーラの町について触れておきたいと思います。
へレス・デ・ラ・フロンテーラはスペインアンダルシアのカディス県にある町で、シェリー酒の産地として世界でもよく知られています。
またフラメンコの発祥の地と言われていて有名なフラメンコ歌手を多く輩出しています。
馬術学校の他にフラメンコ学校もあるんですよ。
馬祭りの時期にもあちこちでフラメンコの演奏やダンスを見ることができます。
町の中には大聖堂や修道院、それにアルカサルがあり、アンダルシアの中でも人気の観光スポットになっています。
へレス・デ・ラ・フロンテーラへの行き方
へレス・デ・ラ・フロンテーラへはセビリアから電車かバスで行くのが便利です。
セビリアから電車だと45分、バスだと1時間半と近いので、日帰りでも十分楽しむことができますよ。
今回ご紹介した馬術学校や馬祭り以外にもアンダルシア地方には魅力がたくさんあります!以前の記事でアンダルシアの観光ポイントを紹介していますので参考にしてみて下さいね。
⇒スペインのアンダルシア地方の観光ポイントを現地人が紹介!
まとめ
- アンダルシアの馬はへレス・デ・ラ・フロンテーラで生産されている
- 王立アンダルシア馬術学校では馬術ショーを見ることができる
- 春に馬祭りが開催される
- 馬祭りではアンダルシアンのパレードが見られる
- 馬祭りの期間の夜には簡易遊園地が登場する
- お祭りの期間にはフラメンコの演奏やダンスをあちこちで見ることができる
アンダルシアを象徴する動物といえば闘牛が真っ先に浮かびますが、このアンダルシア馬もとても重要です。
ヨーロッパでも有名なアンダルシアの馬の馬術ショーは色々と思考が凝らされていて見ごたえたっぷりです。
さらに馬祭りもアンダルシアの魅力がギュっと詰まった重要なお祭りなので、スペイン旅行をする日程と馬祭りの時期が重なれば足を延ばしてみる価値ありですよ。
へレス・デ・ラ・フロンテーラにある馬に関する観光スポットは、馬好きの人もそうでない人も楽しめるアンダルシア観光の隠れた人気スポットです。
Sponsered Links