海外に旅行する時は滞在するホテルがどんな感じなのかすごく気になりませんか?
日本のホテルだとアメニティや設備等大体予想できますが、それがスペインのホテルとなるとなかなか想像がつかないですよね。
またスペインのホテルでの喫煙はどうするのか、チップは払うべきなのか等ホテルに宿泊する時の大まかなルールも知っておきたいポイントなのではないでしょうか。
ホテルの設備がどんなのかわからないと荷造りする時に何を持っていくべきか迷いますし、ルールを知らずにトラブルが起きたりすると困りますよね。
そこでここではスペインにこれから旅行するという人のために、スペインの一般的なホテルは一体どんな風になっているのかについて紹介していきたいと思います。
Sponsered Links
スペインのホテル事情
アメニティ
スペインのホテルのアメニティは、三ツ星くらいの一般的なホテルの場合シンプルで最低限のものが揃えられているといった場合が多いです。
石鹸、ボディーソープ、シャンプー、歯ブラシ、櫛がよくあるセットで、場所によると髭剃り用のT字カミソリとフォームがあるところもあります。
日本と違ってあまりリンスを使う人がいないので、リンスはまず置いていないと思っておいた方が無難です。
シャンプーもボディーソープと兼用で使えるものだったりするので、気になる人は日本からお気に入りを持っていくか現地のスーパーで買う等してください。
タオルはどこのホテルでも部屋に置いてくれているので心配ありません。
ドライヤーは洗面所に備え付けてあったり、カウンターで借りるシステムだったり、なかったりと色々なのでホテルで確認するようにしてくださいね。
お部屋の内装
日本だとほとんどのホテルの部屋に冷蔵庫や湯沸かしポットがついていますが、スペインの場合冷蔵庫はホテルによりけりで湯沸かしポットはありません。
冷蔵庫があるかどうかについてはホテルのホームページや予約サイトで確認することができます。
またスペインのホテルはユニットバスです。
バスタブはあるところもありますが、バスタブへの出入りが高齢者の方に危険だと言われるようになったことからシャワールームだけという場合も多いです。
どうしてもお風呂につかりたいという人は、予約する時にホテルに確認をとったりホームページの写真で確認したりした方がいいですよ。
喫煙・禁煙で部屋は分かれているの?
スペインは法律で建物の中での喫煙は禁止されています。
レストランやカフェなどでも喫煙したい場合は外に出るか、テラス席に座らないといけなくなっています。
この影響を受けてホテルでも全部屋禁煙にしているところもあり、喫煙するには外に出ないといけないということがよくあります。
喫煙できる部屋があるホテルもありますが、喫煙用の部屋はあまり多くないのでちょっと注意が必要です。
喫煙できる部屋を希望する場合は、予約する時にその旨を伝えておく方が確実です。
ホテルの予約サイトでも予約を確定する時にコメントを書き込める欄がある場合があるので、そこに『Habitacion para los fumadores, por favor.』と一言添えておくと安心ですよ。
冷暖房はあるの?
ほとんどのホテルではクーラーと暖房が完備されていますし、部屋に備え付けてあるリモコンやつまみ等で温度調節も可能です。
ただアンダルシアの沿岸部のアパルトホテルと呼ばれる短期滞在用のアパートの場合は、夏場でも部屋の中がさほど暑くならないことも多いので暖房機能だけでクーラーがないこともあります。
アンアルシア沿岸部は夏場は暑いですが、家の中などの日差しが届かない場所はそこまで暑くならないのでクーラーなしでも意外と過ごせてしまうものだったりします。
ただ暑がりでどうしてもクーラーなしでは過ごせないという人は、予約する時に冷房があるかどうか確認するようにしてくださいね。
サービス
気になるサービス面についても見ていきましょう。
Wifi(スペインではウィフィーと呼びます)についてはほとんどのホテルで使うことができます。
部屋で使えるかどうかはホテルによると思いますが、少なくともロビーやカフェ等などでは無料で使うことができますよ。
接続するのにパスワードが設定されているところもあるので、接続しようとしてパスワードを入力する画面が出たらそれをそのままホテルの人に見せると教えてくれます。
朝食込みのプランの場合、観光やフライトとの兼ね合いで何時ごろから朝食が始まるのか気になりますよね。
朝食はだいたい7時頃から始まるところが多いですが、アンダルシアだともうちょっと遅めに始まるところもあるのでホームページ等で確認するようにしてくださいね。
長く滞在する場合は洗濯についても気になると思いますが、スペインのホテルで洗濯機があることは稀です。
コインランドリーもめったにないので、下着やTシャツなどは部屋で自分で洗うつもりでいるのがいいですよ。
チェックインの時間が決まっている場合、チェックイン前でも荷物を預かってくれるかも気になりますよね。
チェックインの時間外でもフロントに係の人がいる場合は、交渉するとほとんどの場合は預かってくれるはずです。
ただ荷物を預ける場合は、念のために中から貴重品は抜いておくようにしてくださいね。
Sponsered Links
チップって必要なの?
海外のホテルというとチェックアウトする時に枕の上に1ユーロほどチップを残していくことが良くありますよね。
ただスペインの場合はその必要はありません。
ただ重い荷物を部屋まで運んでもらったりした場合は、1ユーロ程チップを渡すことがあります。
スペインはあまりチップを渡さない文化で、ホテルやレストランそれにタクシーでも料金の何パーセントをチップで渡さないといけないというようなことはありません。
気持ちいいサービスを受けた時に財布の中にある小銭やお釣りの一部をチップとして渡すくらいの気持ちで大丈夫ですよ。
スペインでチップを渡すタイミングや、どういう時に渡すのかといったチップに関する情報を以下の記事にまとめております。
チップのマナーについて不安な方はチェックしてみてくださいね。
⇒スペインでチップの正しい渡し方!旅行に行く前の心構え
治安は大丈夫?
ホテルの中にいると安全なような気持になると思いますが、ホテルのロビーやカフェはスリや置き引きがよく発生する場所でもあります。
特にマドリードやバルセロナといった大都市では、ホテルの中でも手荷物から目を離さずに財布の入ったバッグなどは常に身に着けておくようにしてくださいね。
また女性の一人旅の場合は、部屋に入る時に念のため後ろに誰もいないか確認してから鍵を開けるようにしてください。
まとめ
- アメニティは最低限のもの
- 冷蔵庫はあることもあるが湯沸かしポットはない
- お風呂はユニットバス
- ホテルの中が完全禁煙なことも多いので要チェック
- 冷暖房は普通は完備されている
- インターネットは使えるところがほとんど
- チップは基本的に必要ない
- ホテルのロビーやカフェでは置き引きに注意
スペインのホテルは日本のホテルと比べて大きく違うところと言えば喫煙についてくらいで、他はさほど大きく違うところはありません。
英語があまり通じないスペインでもホテルではまず間違いなく英語で対応してくれるので安心してくださいね。
お風呂についてはユニットバスだったりバスタブがなかったりで湯船に使いたい人にとっては不便かもしれませんが、そこは海外なので仕方がない部分でもあります。
チップも何か特別なサービスを受けた場合以外は払う必要がないので気楽ですよね。
ロビーやカフェでは置き引きやスリに気をつける必要がありますが、部屋では存分にくつろいでくださいね。
Sponsered Links