バルセロナはかつて年間の観光客の数が世界中の都市の中で1位になったことがあるほど人気の観光地です。
スペインに行くならバルセロナは絶対見てみたいという人も多いのではないでしょうか。
これからバルセロナに行くけど何かと不安だという人のために、バルセロナを旅行する上で押さえておきたい次のポイントを紹介していきます。
- 一番の見どころはどこなのか
- 治安は大丈夫なのか
- 物価は高いのか
- どんな天気が多いのか
- どんな服を持っていったらいいのか
- ホテルの費用や内装について
- 乗り物の乗り方について
バルセロナの旅行を有意義にするためにも、こうした情報を事前に知っておくと、より楽しい旅行になるはずですよ。
それでは、バルセロナについてご紹介していきます!
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バルセロナってどんな所?
バルセロナ観光のポイント①どんな観光地があるの?
バルセロナは見どころはガウディの建築物や美術館それにビーチと盛りだくさんです。
それを全てじっくり見て回るには1週間くらいはいりますが、ここではその中でも絶対に抑ええておきたい場所を紹介したいと思います。
サグラダ・ファミリア聖堂
バルセロナに行けば天才建築家ガウディの建築物を見ないわけにはいきません。
そしてその中でも一番必見なのが、今なお建設工事が続いている未完の大傑作サグラダ・ファミリア聖堂です。
ひときわ高い鐘楼と完成して間もない聖堂内部は絶対見逃せません。
最寄駅:地下鉄2・5号線サグラダ・ファミリア駅
グエル公園
バルセロナの高台にあるガウディによって造られた公園です。
カラフルなタイル張りのドラゴンやベンチはとてもユニークで楽しめます。
公園内には有料で見学できるガウディの家もあります。
最寄駅:地下鉄3号線レップス駅
グエル公園の優先入場チケットについて下記の記事で紹介しています。予約がまだの方は参考にしてみてください。
>グエル公園の予約方法は?スペイン在住の私が詳しく紹介します!
カサ・ミラとカサ・バトリョ
どちらもガウディの設計した建築物で、地中海がモチーフになっているのですが、見た目は全然違います。
同じ通りにあるのでのんびり歩きながら見比べてみるのをおすすめします。
どちらも世界遺産に登録されていますよ。
最寄駅:地下鉄3・5号線ディアゴナル駅もしくは2・3・4号線パセジ・ダ・グラシア駅
大聖堂
バルセロナの大聖堂はバルセロナが最も栄えていた時期に建てられたとあって、重厚で迫力満点です。
最寄駅:地下鉄4号線ジャウマ・プリメ駅
ピカソ美術館
スペインで一番有名な画家といえばピカソでしょう。
バルセロナのピカソ美術館は彼の初期の作品が中心に展示されています。
最寄駅:地下鉄4号線ジャウマ・プリメ駅
バルセロナ・ダリ美術館
地元カタルーニャ出身の代表的な画家といえばダリです。
彼の独創的な作品をじっくり堪能してください。
最寄駅:地下鉄3号線リセウ駅
ZOOBarcelona(バルセロナ動物園)
家族連れに人気の動物園で、水族館もついています。
モニュメント観光の息抜きにいかがでしょうか。
最寄駅:地下鉄4号線シャウタデリャ駅
グラシア通り
バルセロナで高級ブランドが並ぶ通りで、買い物するならここは外せません。
おしゃれなレストランも多いので、ショッピングとグルメ両方を堪能できます。
バルセロネータ
バルセロナにあるビーチの名前です。
バルセロナは歴史的モニュメントとビーチが両方堪能できる、一石二鳥な場所なんですね。
海沿いのレストランで新鮮な魚介類を楽しむのもいいですよ。
最寄駅:地下鉄4号線バルセロネータ駅
さすがバルセロナ!見どころ満載だね!
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バルセロナの観光のポイント②気候や服装は?
バルセロナのは地中海性気候なので、一年を通して温暖です。
夏場でも湿気が少ないので比較的過ごしやすいですし、冬は日本に比べると暖かいです。
夏は暑いですが湿気が少ないので比較的過ごしやすいですし、冬もきちんと着込んでさえいればさほど寒さが気になりません。
雨も1年を通じてめったに降ることがないですが、どちらかというと春と秋は雨が降りやすいです。
服装については基本的に日本と同じような服装かちょっと薄着で問題ありませんが、以下に季節別に紹介したいと思います。
- 春:長袖と半袖両方を用意してカーディガンか軽めのジャケットを持ち歩く
- 夏:トップスは半袖でボトムスも短くて大丈夫ですが、夕方や夜はひやっとすることもあるのでカーディガン等さっと羽織れるものも持っておく。
- 秋:薄手の長袖のトップスとジャケットを用意する。
- 冬:薄手のニットや厚手のシャツで、気温によって使い分けられるようにコートとジャケットが両方あると便利。
日本の服装とほとんど同じだね!
以前の「スペインでの服装は?シーズンや場所にあわせた服選び!」という記事内で、スペインの各地域、シーズン毎のおすすめの服装や、観光する場所に適した服装を紹介しています。
観光する服装に迷ったら参考にしてみてくださいね。
⇒スペインでの服装は?シーズンや場所にあわせた服選び!
バルセロナの観光のポイント③治安や物価はどうなの?
バルセロナの治安はおおむね良好ですが、ヨーロッパの他の大都市と同じように、観光客を狙ったスリや置き引きは多いので、手荷物には十分に注意してください。
現金やクレジットカードはいくつかの財布に分散させておいて、全部は持ち歩かないようにする等もしもの時に備えた対策もしておいたほうがいいですよ。
ATMはお店に備え付けてあるものは手数料が上乗せされることがあるので、銀行の中か外の壁に備え付けてあるものを使うのが無難です。
小さな銀行のATMだとたまに日本のクレジットカードや国際キャッシュカードを受けつけてくれないことがあるので、「BBVA」や「Banco Santander」といった大手の銀行に行く方が確実です。
物価は大都市で観光地というだけあってスペインの中では高めですが、東京より高いということはないです。
スペインの物価やレストラン・バルでの平均予算、観光者が使う一日あたりの食費については「スペインの物価は日本と比べて高い?安い?」の記事内で紹介しています。
いくらくらいユーロに換えようか悩んでいたら参考になる記事だと思います。
⇒スペインの物価は日本と比べて高い?安い?スペインの物価は日本と比べて高い?安い?
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バルセロナのホテル事情
旅先のホテルっていっつもチップとかコンセントの種類とかで困るんだよね~。
OK!それじゃ、バルセロナのホテルのチップとコンセントのことを紹介するね!
バルセロナのホテルの相場はホテルのランクによってもちろん開きはあるものの、割安でホテルが探せるサイトなどで、条件を比較しながら決めるのがおすすめです。
チップ
ホテルでのチップについてですが、基本的には必要ありません。
荷物を運んでもらう等特別なサービスをしてもらった場合には、€1ほど渡す程度で大丈夫です。
スペインでチップを渡すタイミングや、どういう時に渡すのかといったチップに関する情報を以下の記事にまとめております。
チップのマナーについて不安な方はチェックしてみてくださいね。
⇒スペインでチップの正しい渡し方!旅行に行く前の心構え
コンセント
スペインの電圧は220Vで周波数は50Hz、そして電源プラグはCタイプというように日本とは違います。
電圧については携帯電話やカメラの充電器については海外の電圧にも対応しているものが多いですが、念のため確認しておくようにしてください。
海外の電圧に対応してない電化製品だと変圧器が必要ですが、重いしかさばるのでよっぽど必要なものでない限りは置いて行った方がいいかもしれません。
電源プラグについては日本のプラグをそのままでは使えないので、プラグのアダプターが必要です。
まれに空港では見かけますが、日本のプラグに使うアダプターはスペイン国内ではほとんどないので、日本で用意するようにしてくださいね。
スペインのコンセントプラグに関しては以前に「スペインで使える電源プラグの形状ってどんなの?」で詳しく紹介しています。デジカメとかスマホの充電を考えているなら参考にしてみて下さい。
宿泊費用
大人2人で一泊€100から€200くらいです。
スペインのホテルの内装や冷暖房設備、アメニティについては過去の記事で詳しく紹介しております。
ホテルに宿泊予定の方ならきっとお役に立てる内容だと思います!
⇒スペインのホテル事情!内装やサービスについて
乗り物の乗り方
海外旅行って乗り物でもよく悩むんだよね~。
あるあるだよね!電車とかバスの乗り方も紹介するね!
バルセロナはそこそこ大きい街なので、効率よく観光しようと思うと地下鉄やバスなどの公共の交通機関を利用するのが便利です。
お得な10回分の回数券や一日券もあるので、観光プランと照らし合わせてよく乗り物に乗りそうな人はこちらを購入するのがおすすめです。
地下鉄・バス・トラム共通の回数券や一日券は地下鉄の切符の券売機で購入できます。
券売機は日本の物と似たような感じで、お金を入れて買うことができます。(クレジットカードも使用できます。)
地下鉄
地下鉄はドアを手動で開けるタイプのものがあるので、自動でドアが開かない時にはドアについているノブを上げるか、ボタンを押してくださいね。
バス
バスはまず乗りたい路線のバスがバス停に来たら、手をあげて止まってもらいます。
前から乗って料金を運転手に払い、降りる時はボタンを押して知らせて後ろから降りるようになっています。
回数券がある場合は、運転席の後ろにある機会にカードを通すようにしてくださいね。
トラム(路面電車)
トラム(路面電車)は自動販売機で切符を買って、車内の自動改札機に通します。
タクシー
急ぎの時や特に暗くなってからはタクシーを利用することもあると思います。
タクシーは日本と同じように手をあげて合図すると止まってくれますが、ドアは自分で開けましょう。
バルセロナ市内だと料金もそんなに高くないですよ。
ホテルと同じように、大きな荷物を積んだり下したりしてもらった時は、チップとして€1くらい余分に支払いましょう。
バルセロナからスペイン各地への行き方
バルセロナから色々な所に移動したいんだけど、どうやって行けばいいの?
スペインはバルセロナだけじゃないからね!
各地へ行く方法や時間の目安を紹介すね!
バルセロナからスペインの各地を周遊したいという人も多いと思うので、バルセロナからスペイン各地への移動手段と大体の所要時間をあげていこうと思います。
マドリッドへ行く場合
飛行機で1時間10分 バルセロナ・サンツ駅からスペインの新幹線AVEで約3時間、夜行列車で約9時間 北バスターミナルからバスで約8時間
当サイト内の『スペインのマドリード観光ポイント!現地人が教えます』にてマドリッドについて観光ポイントや治安や物価などについて紹介しております。観光予定の方は参考にしてみてくださいね。
アンダルシア地方へ行く場合
グラナダ
バルセロナ・サンツ駅から夜行列車で11時間 バルセロナの北バスターミナルからバスで約14時間
コルドバ
バルセロナ・サンツ駅から電車で約5時間から10時間 バルセロナの北バスターミナルからバスで約13時間
セビーリャ
バルセロナ・サンツ駅から電車で約5時間半から12時間 バルセロナの北バスターミナルからバスで約15時間
バレンシアへの行き方
バルセロナ・サンツ駅から電車で3から5時間 バルセロナの北バスターミナルからバスで約4時間
イビサ島への行き方
飛行機で約1時間 フェリーで約9時間
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バルセロナの言語
バルセロナではスペイン語の他にカタルーニャ語という現地の言葉が使われていて、バルセロナの人たちはカタルーニャ語を使うのを好みます。
バルセロナでスペイン語を使ったり見せたりすると、あまりいい顔をされなかったという話を聞いたことある人もいるのではないでしょうか。
スペイン人 対 カタルーニャ人だとこういうこともあるようです。
明らかに観光客とわかる人にはスペイン語でも場合によっては英語でも普通に対応してくれるので心配ありませんよ。
まとめ
- バルセロナで外せないのはなんといてもガウディの建築物
- 観光に疲れたらビーチでのんびりもできる
- ピカソやダリの美術館も興味深い
- 気候は地中海性気候で温暖で雨も少ない
- 基本的には日本と同じ服装か少し薄目で大丈夫
- スリや置き引きが多いので対策を
- 乗り物の乗り方は要チェック
- スペイン各地へは電車やバスで移動が可能
バルセロナの街の芸術的でいて国際的な雰囲気は、他のスペインの街とは全く違っています。
そして街の中に点在するガウディの建築物は、バルセロナの街の雰囲気をより一層特別なものにしています。
首都マドリードも見ごたえがありますが、バルセロナはそれに全く引けを取りません。
スリや置き引きにさえ注意していれば、女性だけのグループや一人旅でも比較的安心して旅行できますよ。
バルセロナでは観光やお土産などのショッピングはもちろん、海の幸と山の幸を両方使った食事も楽しんでくださいね。
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ありがとうございました。
とても役に立ちました(^^)明日からバルセロナです(^^)
トレドは絶対行った方がいいです?AVEが高くて迷ってます
お返事遅くなりました。もう既にスペインに向かっている頃でしょうか。
トレドは本当に綺麗な町なので、興味がおありでしたら思い切って足を伸ばしてみられるのもいいと思います。
日本でいうと奈良や京都のような歴史的な場所です。
またバルセロナは今独立問題で混乱しています。
デモやストライキに遭遇することがあるかもしれませんが、傍に近寄らないようにしてくださいね。
またカタルーニャ州の旗やスペイン国旗をこれみよがしに掲げている集団に出くわしたら念のため避けるようにしてください。
本当に気をつけて観光を楽しんできてください。