スペインで朝食やおやつとして人気なものの一つにチュロスという揚げパンがあります。
最近は日本でもちょこちょこ名前が知られるようになってきたので、スペイン旅行に行くなら食べてみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
庶民的な食べ物で値段も手ごろなチュロスは気軽に楽しめるのも魅力です。
でもチュロスってどうやって食べるのかご存知ですか?
日本でもドーナツ屋さんなどでチュロというのがありますが、日本でいうチュロとスペインのチュロスは全然違うんですよ。
ここではスペイン旅行でぜひチュロスを食べたけどどうやって食べたらいいのかよくわからないという人のために、チュロスの一般的な食べ方を紹介したいと思います。
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チュロスの食べ方
日本のチュロはそれ自体が甘くドーナツのようですが、実はスペインのチュロスはそれ自体に甘みはありません。
“表面をカリカリに揚げた中がフワフワの細長いパン”といった感じです。
なのでスペインではチュロスはホットチョコレートに浸して食べます。
カフェのメニューでも“チュロス コン チョコラテ”というように、ホットチョコレートとセットになっていることが多いです。
ホットチョコレートは余れば飲むこともできるので、このチュロス コン チョコラテだけで朝食が完了しますよ。
チョコレートは揚げたてでのチュロスの表面には絡んでも中にしみ込んではいかないので、口の中でカリカリの食感もしっかり楽しむことができるんですよ。
チュロスとホットチョコレートの相性に勝るものはないものの、朝から甘いものはあんまりなあという人もいるかもしれません。
そんな場合はチョコレートの代わりにカフェオレに浸して食べましょう。
チュロスの食感が少し柔らかくなって、これはこれでとてもおいしいですよ。
注文する時は“チュロス コン カフェ コン レチェ”というと伝わると思います。
また家庭で食べる場合はお砂糖をまぶして食べる人もいます。
とにかくチュロスはそのままではなくチョコレート等何かを付けて食べるというのが一般的です。
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チュロスはいつ食べるもの?
チュロスは甘いものなのでデザートとして食べるのかなと思う人もいるかもしれませんが、あくまで朝食か午後のおやつとして食べるのが一般的です。
特に朝食としては超定番で、外で朝食を摂る場合は値段もお手頃なこともあってか老若男女問わず人気が高いです。
アンダルシア地方ではチュロスとホットチョコレートで一人前€3くらいのことが多く、田舎に行くとなんと€2で食べられたりします。
安くておいしいチュロスですが、一つ注意なのが揚げパンとチョコレートなのでボリュームがあってものすごくお腹にたまることです。
お昼やディナーにお目当てのレストランを予約しているという場合には、その前にチュロスを食べるのはおすすめしませんよ。
逆に今日は朝から心行くまで観光で歩き回ろうという日にはぴったりの朝食です!
スペインの若い人は一晩中クラブで遊んだ後の帰りにチュロスを食べていたりするんですが、胃袋が強いなと本気で感心してしまいます。
下記の記事でスペインの朝食の定番にはどんなものがあるか詳しく紹介しています。よかったら参考にしてみてください。
>スペインの朝食の定番は何?どんなメニューがある?
おいしいチュロスの見極め方
家庭で食べる時はChurreria(チュレリア)というチュロスの専門店スタンドでテイクアウトしてくることが多いですが、カフェテリアでももちろん注文できます。
ただカフェテリアでは手作りした生地ではなく、スーパーにあるような冷凍のものを揚げて出すところもあるので少し注意です。
せっかくならおいしいチュロスを食べたいと思うので、看板にカフェテリア(Cafeteria)にプラスしてチュレリア(Churreria,チュロス専門店)とあるお店を選ぶのがより確実ですよ。
また朝食時にカフェが並ぶ通りを歩いて、チュロスを食べている人のテーブルを見てみてください。
手作りのチュロスは冷凍のチュロスに比べて不格好なものが多いけど、その方がおいしいんだよね!
また手作りのチュロスにも細い輪っか型のタイプと太くて渦巻き型にあげるものの2つのタイプがあります。
基本的には同じ生地で作られていてあまり大きな違いはないのですが、細い輪っかタイプはサクサクと軽く食べられて太いタイプはより食べ応えがあります。
これは個人的な好みになるのですが、わたしは太いタイプの方がジューシーで美味しいと思います。
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マラガで食べるならここがおすすめ
アンダルシア地方でもチュロスは大人気なのですが、マラガでおすすめの老舗を1軒紹介しておきたいと思います。
Casa Arandaというお店なのですが、マラガでチュロスといえばここというくらい、地元のマラゲーニョ達(マラガの人)に愛されています。
平日でもいつも結構混雑しているので、その人気ぶりが伺えます。
わたしも何度かいったことがありますが、太めのカリっと揚がったチュロスは絶品でさすがですよ。
中心地のラリオス通りに並行するヌエバ通りの近くにあり、マラガを観光していると絶対1度は通りかかる場所です。
マラガでチュロスを食べる予定の方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
- チュロスはチョコレートかカフェオレに浸して食べる
- 朝食か午後のおやつに食べるのが一般的
- お腹にたまるのでお目当てのレストランでたくさん食べる予定の日は避ける
- 冷凍チュロスを出すカフェもあるので注意
- 手作りの方が不格好だけどおいしい
- マラガでおすすめなのはCasa Aranda
チュロス コン チョコラテはスペインで小さな子供からお年寄りまでみんなが大好きな食べ物です。
あのカリっとジューシーな食感は、確かにものすごく癖になりますよ。
マドリードやバルセロナでも中心地やその周辺にはチュレリアやチュロスを出すおカフェがたくさんあります。
わたしなんかは朝食は別のものを食べようと思っていても、チュロスを見るとコロッと心変わりしてしまいます。
日本でもインターネットでチュロスのレシピが出てきますが、スペインでは家庭で作るものではないのもあって、レシピにスペイン風とあってもやっぱり別物です。
スペインに旅行するならぜひ一度本場のチュロスを楽しんでみてくださいね。
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