健康や美容にいいと日本でも人気のオリーブオイルですが、その世界一の生産量を誇る国はなんとスペインです。
スペインのアンダルシア地方の田舎の風物詩と言えば見渡す限り果てしなく続くオリーブ畑で、そこで生産されるオリーブオイルの品質は世界的に評価されています。
実際スペイン料理にオリーブオイルは欠かすことのできないもので、スープ、サラダ、煮物、揚げ物等すべての料理にふんだんに使われています。
オリーブオイルはスペイン旅行のお土産にもおすすめですが、ただ現地で何を基準にどんなものを選んだらいいのかわからなかったりもしますよね。
そこでここではスペインでおいしいオリーブオイルを買って帰りたいという人のために、
- お土産におすすめのオリーブオイル
- オリーブオイルを使ったコスメ
- スペインのオリーブオイルの特徴
等をおすすめしたいと思います。
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お土産におすすめのオリーブオイルは?
スペインではオリーブオイル(アセイテ・デ・オリーバ:aceite de oliva)は製法や酸味によって3つの種類に分かれています。
アセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン・エクストラ(aceite de oliva virgen extra)
アセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン(aceite de oliva virgen)
アセイテ・デ・オリーバ(aceite de oliva)
この中で最高の品質なのはヴィルヘン・エクストラで、せっかくスペイン土産にするなら絶対これがおすすめです。
ヴィルヘン・エクストラは日本での呼び名にするとエクストラ・バージン・オリーブオイルで、オリーブの実をほぼそのまま絞ったオイルです。
ただスペインのアセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン・エクストラの定義はこれに加えて、酸味が0.8%以下というさらに厳格な条件があります。
ヴィルヘン・エクストラはスペインの豊かな天候の中で太陽の恵みをたっぷり受けて育ったオリーブを使って作ったオリーブオイルの中でも最高の品質なんですよ!
スペイン産の高級なエクストラ・バージン・オリーブオイルにダウロ等がありますが、普通にスーパーにあるものでも十分に美味しいです。
またオリーブオイルは瓶に入ったものが多いのですが、スーツケースに入れて持って帰るなら割れにくい缶入りがおすすめです。
お土産屋さんはもちろん百貨店のエル・コルテ・イングレスにあるスーパー等にも缶のアセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン・エクストラがあるのでチェックしてみてくださいね。
スペインのオリーブオイルは日本にも輸入されてるけど、スペインで買う方が断然お値段がお得なんだよね!
スペインにある他のオリーブオイルとの違い
アセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン・エクストラと他のアセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン、アセイテ・デ・オリーバの違いについても触れておきたいと思います。
アセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘンはオリーブの実をそのまま絞って作ったという点ではヴィルヘン・エクストラと同じです。
酸味が2%以下という定義でヴィルヘン・エクストラに比べると風味が落ちるので、サラダにかけたりしてそのままで食べるのにはあまり向いていません。
でも実は日本でエクストラバージンとして売られているオリーブオイルの中には、実はこのスペインでいうヴィルヘンクラスのものがかなり混じっていたりもします。
よく日本で売られているエクストラ・バージン・オリーブオイルが危険だとか偽物だとか言われるのはこれが原因なんですよ!
次にアセイテ・デ・オリーバは日本でいうピュアオイルと似たものです。
洗浄や加工の段階で化学物質が使われていたり精製されていたりするので、揚げ物などの料理に使うのに向いています。
アセイテ・デ・オリーバが一番安いものの、スペインの家庭ではヴィルヘン・エクストラかヴィルヘンが好んで使われているんですよ。
お土産にする時は重量に注意!
オリーブオイルはスペインを代表するアイテムなので、やや重いもののスペインのお土産にピッタリです。
オリーブオイルの缶であれば、1リットル入りが一般的ですので1缶あたり約1kgになります。
利用する航空会社によってスーツケースの重量制限は異なりますが、長距離線のエコノミークラスだと20kg~25kgが多いです。
重量オーバーすると超過分の料金を請求されるので注意してくださいね!
そのため、オリーブオイルをお土産にするのは、ばらまき用ではなく両親など親しい関係の人にだけ買うと良いかもしれません。
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オリーブオイルを使った化粧品も
オリーブオイルは食べても健康にいいですが、肌に塗っても保湿効果が抜群と言われていて化粧品にもなっています。
特にオリーブオイルを使った石鹸やハンドクリームはその持ち帰りやすさからもスペインのお土産として人気です。
オリーブオイル石鹸やハンドクリームはスペイン全土のお土産屋さんやドラッグストアで見つけることができます。
またLA CINATAというメーカーはスペイン産のオリーブオイルを使ったコスメを展開していて有名です。
女性用のスキンケアアイテムやボディークリームに加えて、メンズや赤ちゃん用まで幅広いラインナップがあってスペイン人にも人気です。
お土産用はもちろん自分用に買って帰るのもおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
LA CINATA
http://www.lachinata.es/?___store=lachinataes_english&___from_store=lachinataes_spanish
スペインのオリーブオイルの特徴
スペイン以外でもイタリアやギリシャなどオリーブオイルをよく使い生産されている国はいくつかあります。
その中でスペイン産のオリーブオイルの特徴は、どの産地のものもどの品種のものもそのまま飲めるくらいまろやかで食べやすいということだと言われています。
スペインではエクストラバージンオリーブオイルをパンに付けたりサラダにかけたりしてそのまま食べます。
コレステロール値を下げるには毎朝スプーン1杯のアセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン・エクストラを飲むといいというお医者さんまでいるくらいです。
日本では油をそのまま飲んだり食べたりするのに抵抗があるかもしれません。
でもスペインのアセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン・エクストラはなめてみても、パンにひたひたに浸してもとてもおいしくいただけるんですよ。
またトマトの冷静スープのガスパッチョにも、調理するところを見るとちょっとびっくりするくらいオリーブオイルが使われていたりしますよ。
スペインに来られたら朝食に一度はパンにオリーブオイルと塩をかけて食べるパン・コン・アセイテを食べてほしいなと思います。
下記の記事でスペイン土産の定番やわたしがおすすめのお土産について詳しく説明しています。よかったら参考にしてください。
>スペインのお土産の定番は?私が喜ばれたおみやげ集
まとめ
- オリーブオイルをお土産にするならアセイテ・デ・オリーバ・ヴィルヘン・エクストラ
- 瓶入りより缶入りの方が持って帰りやすい
- オリーブオイルを使った石鹸などのコスメも人気
- オリーブオイルを使ったコスメで有名なのはLA CINATAというブランド
- スペインのオリーブオイルはまろやかでそのままでも飲んだり食べたりできる
生産量が世界中で売られているオリーブオイルの半分を占めるスペイン産のオリーブオイルは品質にも十分な定評があります。
スペイン料理にオリーブオイルが使われていないものはぼぼありません。
それくらいスペインの食卓に馴染み深いものなので、お土産はもちろんスペイン滞在中にもオリーブオイルを使った料理を存分に楽しんでくださいね。
特にガーリックオイルでシーフードやマッシュルームを煮込んだアヒージョという料理は、パンに浸してオイルも全部食べるのが現地流ですよ。
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