フラメンコをスペインの本場で堪能する！おすすめなのはどこ？

スペインは情熱の国というイメージを持っている人が多いと思いますが、それはフラメンコによるところが大きいのではないでしょうか。

孤独、嘆き、喜びといった感情を歌やギターそれにダンスで表現するフラメンコは、見る人の心に深く響きその世界観にどっぷりと浸ってしまいます。

そんなフラメンコは世界中で人気で、日本人もダンスを習っていたり、フラメンコとスペイン語を習いに留学したりする人もいます。

そしてスペイン旅行をするならやっぱりのフラメンコを見たいですよね。

でも広いスペインの一体どこで本場のフラメンコが見られるのかわからず困っている人もいるのではないでしょうか。

セビリアのタブラオ

フラメンコの本場といえばやっぱりアンダルシア地方ですが、その中でもセビリアはフラメンコの中心地です。

アンダルシアではテレビでもフラメンコ関係の企画がよくあって、お祭りでもフラメンコの衣装を着たりと生活の中にフラメンコが溶け込んでいます。

セビリアには毎晩フラメンコのショーが繰り広げられるライブハウス兼レストラン・タブラオがいくつかあり、情熱的なフラメンコのステージを楽しむことができます。

おすすめのセビリアのタブラオをいくつか紹介したいと思います。

タブラオに当日行っても入れますが、夏場の観光シーズンは満席になることもあるので予約しておくのをおすすめします。

Los Gallos

1966年から続くセビリアで一番古いタブラオです。

ダンサーは国内外で賞を取ったこともある実力派揃いで、こじんまりとした店内で迫力のステージが展開されます。

ステージ脇にはバーもあるので、好きなドリンク片手にフラメンコを鑑賞することができますよ。

チケットはワンドリンク付きで€35で、ショーは約1時間30分です。

下記の公式サイトの“Buy”のところからチケットを購入することができます。

Los Gallos 公式サイト
http://www.tablaolosgallos.com/en/

住所　Pl. de Sta Cruz, 11, 41004 Sevilla

Tablao El Arenal

こちらもタブラオの老舗で、セビリアのタブラオを象徴する存在でもあります。

チケットはショーとドリンク、ショーとタパス、ショーとディナー等バラエティに富んでいて、ショーを見ながら夕食をとりたい人には特におすすめです。

本場のスペイン料理を食べながら本場のフラメンコを見るというのはちょっと贅沢ですよね。

2017年はこのタブラオの40周年記念で、特別プログラムも開催されています。

下記の公式サイトの“RESERVES”からチケットを購入することができます。

Tablao El Arenal　公式サイト
http://tablaoelarenal.com/

住所　C/ Rodo, nº 7, 41001, Sevilla.

Auditorio Álvarez Quintero

こちらはタブラオではなく、60分間のフラメンコショーを毎晩見ることのできる小さなホールです。

セビリアの大聖堂から歩いてすぐという好立地で、国際レベルで活躍するダンサーが多数出演するために人気のスポットです。

下記の公式サイトからメールで予約をすることができます。

Auditorio Álvarez Quintero　公式サイト

http://www.alvarezquintero.com/en/

住所　Calle Álvarez Quintero, 48, 41004 Sevilla

またこちらのホームページからもセビリアでみられるフラメンコのショー予約ができるので、チェックしてみてください。

Flamenco ticket.com セビリアのページ
http://www.flamencotickets.com/seville-flamenco-shows

フラメンコショーの服装やチップについて

服装については観光の延長でジーンズにスニーカーで行っても全く問題ありません。

ディナーとセットショーの場合でも、そのような格好でも良いですし、オシャレをしても構いません。

どんな格好でもOKです。

日本人にとって馴染みのないチップですが、こちらも必要ありません。

グラナダの洞窟

彼らは洞窟式の住居で暮らしていますが、その中には洞窟式タブラオがあって毎晩観光客を集めてフラメンコショーを行っています。

洞窟式タブラオはいくつかあるのですが、有名なところはZambra Maria La Canasteraやventa el galloです。

Zambra Maria La Canasteraは細長い洞窟の両脇に観客用の椅子が並んでいて、手を延ばせば踊り子さんの衣装に触れられそうな距離で臨場感満点のダンスが見られます。

ロマ族の踊りにアラブやスペインの音楽が合わさってできたというのがフラメンコの歴史です。

いまではスペイン人もフラメンコを踊りますが、ルーツはやっぱりロマ族の人たちです。

フラメンコのルーツともいえる彼らの居住区で見るフラメンコは特別な趣がありそうですよね。

フラメンコショーは夜になるので、下記のページやグラナダの観光案内所で、ホテルまでの送迎付きのツアーを予約することをおすすめします。

ジョーとワンドリンクに送迎がついても€30前後なので気軽に参加できますよ。

Flamenco ticket.com グラナダのページ
http://www.flamencotickets.com/granada-flamenco-shows

Zambra Maria La Canasteraに行った感想

私が行ったことのあるのはZambra Maria La Canasteraだけなのですが、
ここでは両壁に沿って並べられた椅子に観客が座り、椅子の目の前の細長い空間で踊り子さんが踊ります。

30㎝も離れていないくらいの至近距離でショーが繰り広げられて、ランダムに手を引かれた観客もショーに参加する場面があったりして本当に楽しかったです。

また、ここのショーは特にアットホームな雰囲気のためか、わたしも含めてカジュアルな服装の人ばかりでした。

マドリードやバルセロナでも

フラメンコ発祥の地はアンダルシア地方ですが、マドリードやバルセロナにもフラメンコショーは見られます。

マドリードやバルセロナのショーでは地方から集まった特に実力のあるダンサーが揃っていて、レベルはアンダルシアより高いとの声もあります。

スペインには行くけどアンダルシアにまで足を延ばせないという方は、マドリードやバルセロナのタブラオに行きましょう。

マドリードで有名タブラオはCorral De La Moreria、バルセロナではTablao Cordobesなんかがあります。

いずれも下記のページから予約ができるので、チェックしてみてくださいね。

Flamenco ticket.com マドリードのページ
http://www.flamencotickets.com/madrid-flamenco-shows

Flamenco ticket.com バルセロナのページ
http://www.flamencotickets.com/barcelona-flamenco-shows

まとめ

• フラメンコの発祥の地はアンダルシア地方
• 中心地のセビリアではタブラオで毎晩フラメンコショーが見られる
• グラナダの洞窟式タブラオは臨場感と雰囲気たっぷり
• マドリードやバルセロナにもタブラオがありレベルも高い

フラメンコの力強く感情がこもった歌やギター、情熱的なダンスは生で見ると圧巻です。

もともとロマ族の文化から発展したフラメンコからは、苦難を乗り越えて生きてきた彼らの力強さが感じられます。

そしてタブラオはカジュアルな格好で入っても全く問題ない、本格的なショーでありながらみんなが気軽にフラメンコを楽しめるところも魅力です。

ちなみに盛り上がると曲のリズムに合わせて手拍子したくなってしまいそうですが、これはダンスのリズムがとりにくくなるのでNGなんですよ。

このルールさえ押さえたら、後は思い思いにフラメンコのショーを楽しみましょう。

タブラオの様子が知りたいという方は体験談が書かれたブログや動画を見るといいと思います。