スペインのカナリア諸島は大西洋に浮かぶ火山活動でできた7つの島々です。
スペインから1000キロも離れていて、イベリア半島よりアフリカ大陸に近いカナリア諸島は一年中温暖な気候と美しい自然でヨーロッパで人気のリゾート地です。
小さな島々には世界遺産が3つもあり、ビーチでゆっくりするのはもちろん国立公園やマリンスポーツなど思い思いのバカンスを楽しむことができます。
まるで大西洋のハワイのようなカナリア諸島を旅行したいと考えて、調べたり見どころを探している人も多いのではないでしょうか?
そこでここではカナリア諸島に観光に行くという人のために、おすすめの観光スポットや観光情報を紹介していきます。
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カナリア諸島観光のおすすめスポット
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナ
テネリフェ島で昔中心地として栄えた都市で、“ラ・グーナ”と呼ばれることが多いです。
スペインの大航海時代につくられた街で、後にラテンアメリカにスペインが築いた都市はここがモデルになっています。
歴史的重要性とカナリア様式の建物が今でもたくさん残る独自性から、1999年に世界遺産になりました。
テイデ国立公園
テネリフェ島にあるもう一つの世界遺産で、スペインで最も高い山であるテイデ火山とその周辺の地域です。
標高3,718メートルあるティデ火山の3,555メートルまではバスとロープウェイで登ることができます。
ただそこから頂上へは事前に下記のホームページで許可証を申請した人しか登ることができません。
人数制限があって人気なので、頂上まで行きたいという人は早めに予約してくださいね!
ラス・パルマス
グランカナリア島の中心都市で、すぐ近くにラス・カンテラスビーチが3キロにもわたって延びています。
ビーチでのんびりしたい人にはおすすめのスポットです。
ティマンファジャ国立公園
ラン・サローテ島にある火山活動の跡地に広がる国立公園です。
20個以上の火山や300以上のクレーターがあり、まるで月にでも来たかのような体験ができることで有名です。
公園内を周るバスツアーもあります。
ガラホナイ国立公園
ラ・ゴメラ島の標高1000メートルの高地に広がる国立公園で、カナリア諸島初の世界遺産にしてスペイン初の世界自然遺産です。
ラウリシルバという月桂樹の原生林に代表されるように、この公園内の多くの植物はラ・ゴメラ島の固有の種です。
絶好のハイキングスポットですよ。
カナリア諸島各島の紹介
さて次にカナリア諸島を構成する7つの島について簡単に紹介したいと思います。
テネリフェ島
カナリア諸島の州都であるサンタ・クルス・デ・テネリフェのある島で、火山島ではあるものの美しい自然が広がります。
世界遺産のラ・ラグーナとテイデ国立公園があり、観光の拠点にもぴったりです。
グランカナリア島
カナリア諸島でサンタ・クルスの次に重要な街ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアのある島で、ビーチや緑豊かな自然が魅力です。
このラスパルマスも観光の拠点になる場所です。
かつてはここにグアンチェ族という原住民が暮らしていました。
スペインが誇る“プラタノ・デ・カナリアス”という甘くて美味しいバナナの産地としても有名です。
ラン・サローテ島
溶岩とクレーターが広がるまさに火山島という雰囲気のある、カナリア諸島第4の島です。
ラ・ゴメラ島
テネリフェ島のすぐ西側に位置する、円形の小さな島です。
古代から手つかずの自然が残り、島固有の植物や動物が多くいる神秘的な島です。
ラ・パルマ島
カナリア諸島で一番活発な火山と、巨大なカルデラを持つ火山2つを要する島です。
カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園は絶好のハイキングスポットです。
フエルテベントゥーラ島
“強い風”という名前通りの気候で、ウィンドサーフィンやサーフィンをしにやってくる人が大勢います。
ディスコもあるのでナイトライフも楽しむことができます。
エル・イエロ島
カナリア諸島で一番西側にある島です。
周りの海には珍しい生き物もたくさんいて、ダイビングするのにもってこいの島です。
各島を結ぶ交通機関は?
カナリア諸島を旅行するなら、1つの島だけではなくいくつかの島を見てみたいですよね。
実はカナリア諸島の島々は飛行機とフェリーで簡単に行き来できるようになっています。
一番東のランサ・ローテ島から一番西のエル・イエロ島まででも飛行機で80分程度なので、一つの島を拠点にして日帰りで他の島も気軽に観光できますよ!
2つのメインの島であるテネリフェ島とグランカナリア島の間は飛行機で30分、フェリーでも1時間なので簡単に行き来することができます。
下記の観光局のサイトは島を2つクリックするだけで交通手段と所要時間を表示してくれるので、参考にしてくださいね。
カナリア諸島観光局
http://www.holaislascanarias.com/viajar-entre-islas/
飛行機
カナリア諸島のほとんどの島の間で小型の飛行機が飛んでいます。
所要時間は一番長くても1時間弱なので、一番効率よくカナリア諸島を周遊できる手段です。
航空会社はBinterとCanary Flyの2社があって、各社のホームページからチケットを予約することができます。
Binter
https://www.bintercanarias.com/
Canary Fly
https://www.canaryfly.es/
フェリー
カナリア諸島の島の間ではフェリーも運行されています。
飛行機に比べると時間がかかりますが、大西洋の景気を眺めながらゆっくり海を渡っていくのも旅の醍醐味です。
下記の4社がフェリーを運航していて、こちらもホームページからチケットの予約ができますよ。
Armas
http://www.navieraarmas.com/
Fred Olsen
https://www.fredolsen.es/en
Líneas Romero
http://www.lineasromero.com/en/
Biosfera Express
http://www.biosferaexpress.com/en/index.html
カナリア諸島の基本情報
時差
カナリア諸島は日本と-9時間(サマータイプ中は-8時間)の時差があります。
日本で午後12:00だとカナリア諸島では午前4時ということになります。
ちなみにスペイン本土とも-1時間の時差があって、スペインが午後12:00はカナリア諸島では午前11:00です。
スペイン本土を経由してカナリア諸島に来るときも、空港で時計を1時間遅らせないといけないね!
気候
カナリア諸島の気候は1年を通して平均最高気温が20度を下回ることがなく、冬でも平均最低気温が15度前後というとても温暖な気候です。
かといって夏場ものすごく熱いかというとそうではなく、平均最高気温が30度より少し低めなので比較的過ごしやすいです。
5月から6月までは雨もほとんど降らないので、海と太陽を思う存分楽しむことができます。
1年中いつでも観光におすすめのシーズンといえます。
治安
カナリア諸島の治安は良好です。
スペインはマドリードやバルセロナなどの大都市ではすりに気を付けないといけないのですが、マナリア諸島ではそこまで神経質になる必要もないです。
ただ絶対にすりに合わないとは言い切れないので、手荷物から完全に目を離して置きっぱなしにしたりはしないでくださいね。
旅行日数
カナリア諸島観光して周るには何日くらいかかるのか気になると思います。
テネリフェ島とグランカナリア島に各2日、他の島は各丸1日くらいで見て回ることができます。
全部の島を回るつもりで日程を組むのをよし、休暇の日数に合わせて周る島を絞ってもよしです。
>スペイン観光のおすすめは?旅行を計画する前に知りたいこと
まとめ
カナリア諸島には緑豊かな島やまさに火山島といった島まで色々あって周遊するのも楽しいです。
それにスペイン本当とは少し違った街並みや人間の手が加わっていない自然の姿がとても魅力的です。
観光地も多くビーチやマリンスポーツそれにトレッキングと滞在期間の日数が何日あっても足りそうにないですよね。
治安もよくて各島の間のアクセスもしっかり確保されているので、観光ツアーもいいですが個人で気ままに観光するのにもオススメです。このヨーロッパよりアフリカに近い常夏の島を満喫しない手はありません。
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