せっかくスペインに行くんなら有名な『トマト祭り』に参加してみたいよ~!!
参加するなら、開催時期とか参加方法をしっかり調べておかないとね!
スペインは夏を中心に全国でたくさんのお祭りが開かれるお祭りが大好きな国です。
そして中には牛追い祭りや火祭りといった危険なお祭りもあって、世界から関心が集まっています。
そしてもう一つ世界中から参加者が集まってくる変わり種のお祭りにトマト祭りがあります。
街中で大勢の人がトマトを投げ合い街も人も真っ赤になっている映像を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
こんなお祭り他にはそうそうないですし、トマトを投げ合っている人がとても楽しそうだったりするので参加してみたいと思っている人もいると思います。
でもどうやったらトマト祭りに参加できるのか知っている人は少ないですよね。
今回はスペインのトマト祭りについて紹介しつつ、いったいいつどこで開催されるのか、参加方法はどうするのかまで紹介していきたいと思います。
まずは、いつ・どこで開催されるのかを紹介していきます!
Sponsered Links
トマト祭りっていつ・どこで開催されるの?
トマト祭りが開催される時期
トマト祭りが開催される時期は毎年8月の最後の水曜日です。
ちなみにお祭りが始まるのは夜ではなくて午前中なんですよ。
トマト祭りがある場所は?
トマト祭りが開催される場所はスペインバレンシア州のブルニョールという人口1万人前後の小さな町です。
スペイン第3の街でパエリア発祥の地であるバレンシアからバスで1時間ほどのところにあります。
普段静かな町がトマト祭りの前後だけは人でごった返しお祭り騒ぎとなります。
トマト祭りへの参加方法
チケットの購入
さて参加するにはチケットが必要となったトマト祭りですが、チケットはどこで手に入るのでしょうか。
チケットの購入場所は下記のオフィシャルサイトです。
ブルニョールが小さな町で宿泊施設等があまりないため、チケットは往復の日帰りバスやホステルの宿泊とセットになっていますよ!
バスの発着場所はバレンシアを始めマドリードやバルセロナそれにマラガなどスペイン各地にあります。
トマト祭りに参加する時はスペイン旅行で滞在する街から出るバストセットになったチケットを選ぶようにしてください。
また、みゅうという日本のバス会社がバレンシア、マドリード、バルセロナから発着するトマト祭りへの現地ツアーも行っています。
このツアーは日本語を話す添乗員さんが付いてきてくれるので、安心ですよ。
参加費は公式サイトもみゅうのツアーもバレンシア発着の往復バスとチケットのセットで55ユーロです。
バスの発着場所によって費用が異なるので、サイトでチェックしてくださいね。
トマティーナのチケット購入サイト
>http://www.tomatina.es/
トマト祭りへのバスツアーが発着する街マドリードとバルセロナについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
>スペインのマドリード観光ポイント!現地人が教えます
>スペインのバルセロナ観光ポイント!現地人が教えます
トマト祭りに参加するマナーとルール
無秩序に見えるトマト祭りですが、いくつかルールやマナーがあります。
トマト祭りの様子を見てトマトをぶつけられるとさすがに痛いんじゃないかと思う人も多いかと思います。
実際にトマト祭りではぶつけられた人があまり痛くないようにトマトをつぶしてから投げるのがルールになっています。
そのままトマトを投げちゃダメなんだね!
またどれだけテンションが上がっても他の人の服を引っ張ったりするのもNGです。
トマト祭りの画像や動画を見てもらうと、頭のてっぺんからつま先までトマトまみれになることがわかります。
白いTシャツを着ている人が多いですが、女性の場合は服の下にぬれても透けない水着等を着ておくことをおすすめします。
Sponsered Links
トマト祭りの概要について
トマト祭りは町の広場で人々がただただトマトを投げ合う変わったお祭りで、スペイン名はラ・トマティーナといいます。
何でそんなもったいないことをするんだと思うかもしれませんが、じつはこれは収穫祭なのだそうです。
トマト祭りの前日にはブルニョールの町に期間限定の遊園地やスタンドなどが並んでお祭りムードが漂います。
それと同時に市から支給されたビニールシートでトマト祭りの会場周辺の壁を覆ったりと、お祭りに備える準備も着々と進んでいきます。
トマト祭りの流れ
トマト祭りが行われる日の朝、会場近くに石鹸をたっぷり塗った木の棒が立てられて、その上に生ハムが取り付けられます。
これはパロ・ハボンと言われるトマト祭りの前哨戦で、沢山の人が一斉にぬるぬる滑る棒をよじ登って生ハムをとろうと奮闘します。
そして誰かが生ハムをとったら、とうとう本番のトマト祭りが始まります。
会場に市の職員がトラックで大量のトマトを運び込むと、参加者が我先にとトマトに群がり、壮絶なトマトの投げ合いが始まります。
そしてトマト祭りは開始から1時間で終了となります。
終了後、参加者人達は街の仮設シャワーなどで全身のトマトを洗い流します。
会場の掃除はどうするのか気になるところだと思いますが、放水車や街の人たちが水を撒いてトマトの残骸を洗い流していきます。
赤い海となった凄い状態の会場も1時間くらいでわりとあっけなく掃除は終了するようです。
トマト祭りの歴史
ブルニョールでトマト祭りが始まったのは1940年代と言われていますが、その由来についてははっきりとはわかっていません。
最初町はこの行事をよく思っていなかったようですが、市民の声に押されて1959年に正式なお祭りと認定されました。
この時に設けられたルールにはお祭りの日以外ではトマトを投げないという項目があったので、案外この町ではよくトマトの投げ合いをしていたのかもしれないですね。
最初は市民が自分でトマトを用意していたのですが、1975年から市がトマトを支給するようになったようです。
このトマト祭りは世界中で有名になり、元々は自由参加だったために人口1万人の町に4万人を超える参加者が集まる事態になりました。
あまりに参加者が多いと危険だということから、2013年から参加者が2万人に限定され参加するにはチケットを購入しないといけなくなっています。
トマト祭りに関するQ&A
トマト祭りって、チケットのみの販売はやってないの?
開催が近づくとチケットのみの販売も行われると思いますよ!
トマト祭りの公式サイトでチケットだけでの販売を確認すると“もうすぐ”になっていて、公式バスツアーとセットになったチケットでしか購入できないことがあります。
(2017年の開催日は8月30日です。)
そのうちチケットだけの販売もあると思いますが、いつ頃から購入できるようになるのかは分かりません。
個人的にはどのみちバスに乗ってこの町まで行くことになるので、バスとセットでチケットを購入するのが便利なのかなと思います。
トマト祭り公式サイト
http://latomatina.info/shop/
トマト祭り公式バスツアーサイト
http://www.tomatina.es/
よろしくお願いいたします。
まとめ
- トマト祭りがあるのはバレンシア州のブルニョールという町
- 毎年8月の最後の水曜日に行われる
- 広場で2万人がトマトを投げ合う壮絶なお祭り
- 参加するにはバス代込みのチケットを購入しないといけない
- 日本語の現地ツアーもある
- トマトは当たっても痛くないように潰してから投げる
スペインにはなんでわざわざそんなことするの?と思うお祭りが多いですが、トマト祭りはまさにその代表格ですね。
画像を見ると全身真っ赤なトマトまみれでちょっと怖かったりもしますが、町の真ん中で思いっきりトマトを投げ合うのは相当すかっとしそうです。
日本を含む世界各地から参加者が殺到するのも頷けますね。
チケットは毎年完売状態なので、参加するかどうか迷ってる人は早めに決断した方がいいですよ。
思う存分トマトを投げて日頃のストレスを解消して、その後はバレンシアでおいしいパエリアを食べるというのもいいですよ!
Sponsered Links