スペインに旅行を控えて、スペイン語を少し勉強しているという人もいると思います。
そしていろいろある言葉の中でも挨拶はありとあらゆる場面で使えるコミュニケーションの基本なので、まず最初に押さえておきたいところですよね。
さらに挨拶は言葉だけでなく国によってハグをしたりキスをしたりとマナーが違います。
海外で挨拶する時には握手もするのかな、ハグはした方がいいのかなと結構戸惑うものだったりもします。
女性だと特に挨拶の時にハグやキスをされると、本当に挨拶の一環だったのか、どさくさに紛れてセクハラされたのか悶々としたりもすると思います。
そこでここでは旅行中に困らないようにスペインの挨拶のマナーが知りたいという人のために、スペインの挨拶の言葉や現地の人の挨拶の仕方を紹介したいと思います。
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スペインでの挨拶のマナー
あいさつの基本動作
まず挨拶の時の基本の動作から紹介しています。
スペインでは家族や親しい友人に会った時は、挨拶の言葉に加えて両方の頬に1回ずつキスをします。
キスと言っても唇を肌につけるのではなく、口で「チュ」という音をつくって、頬っぺたどうしをくっつけるかたちです。
日本人からすると少し照れくさいかもしれませんが、男性同士でも年が離れていても関係なくこの方法で挨拶をします。
ただこれはある程度親しい間柄での挨拶です。
お店の人や街であった人それにホテルのフロント係の人など今あったばかりの人には、キスやハグはせず言葉だけで挨拶します。
街であったばっかりの人に挨拶と称してキスしたり抱きついたりするようなことはまずないので、そういう時にははっきり拒否して大丈夫ですよ。
握手の仕方
スペイン人同士ではあまり挨拶の時に握手はしません。
ただ日本の文化に詳しくわたしたちがキスやハグに慣れていないと知っている人は、キスの代りに握手をしてくれることがあります。
特に握手の正しい仕方というのはないのですが、力を入れてしっかりと手を握る方が親しみが伝わって喜ばれますよ。
ハグはするもの?どういう時にする?
スペイン人の挨拶はキスが主流で、あまりハグはしません。
挨拶の時にハグをするのは、数カ月ぶりに会った時や結婚式などのおめでたい場等、特に会えてうれしいと表現したい時が多いです。
キスはするもの?(どこに?どういう時に?)
キスはスペインの挨拶の基本で、スペインの人たちはみんな色々なところでキスでの挨拶を交わし合っています。
キスと言っても頬をくっつけ合う形なので、唇をつけるのはルール違反なので注意してくださいね。
ただスペインを観光していて挨拶の時にキスをするようなことはまずないと思うので、安心してください。
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スペイン語での基本挨拶
ここでは基本的な挨拶をスペイン語ではどう言うのか紹介したいと思います。
観光地では英語での挨拶も通じますが、スペインの人にはスペイン語での挨拶の方がしっくりくるし、喜んでくれますよ。
おはよう、こんにちわ、こんばんわ
まず一日の基本的な挨拶を紹介します。
挨拶の言葉自体はさほど難しくないと思いますが、おはよう・こんにちは・こんばんわを使う時間帯が日本とちょっと違います。
・おはよう:Buenos días!ブエノスディアス
(起床時から午後2時まで)
・こんにちは:Buenas tardes!ブエナスタルデス
(午後2時から暗くなるまでもしくは午後9時まで)
・こんばんは:Buenas noches!ブエナスノチェス
(暗くなってから、もしくは午後9時以降)
日本だと午後12時を回ると昼ですが、スペインでは昼食を午後2時ごろにとることから、正午は午後2時のことをいいます。
なので午後2時まではおはようとあいさつするのが一般的です。
また夏だと夜の9時を過ぎてもまだ明るいので、本格的に暗くなり出すまではこんにちわと挨拶することが多いです。
なのでこんばんはの登場が冬は午後7時頃で夏は午後9時頃日本より遅い時間帯になります。
ちょっとややこしいなと思った人も安心してください。
スペインには一日中どの時間帯にも使える便利な挨拶“Hola! (オラ)”があります。
スペインの人はおはようの時間帯はBuenos días!と挨拶することが多いですが、それ以降はHola!と言うことが多いです。
声をかける時の最初の一言としても使えるので、道を聞く時やお店の人の注意を引きたい時なんかにも使うことができますよ。
とっても簡単なんでスペインに旅行するならHola!だけでも覚えて行ってみてくださいね。
クリスマス時期の挨拶
スペインでクリスマスおめでとうというのは“Feliz Navidad!(フェリス ナビダッ)”といいます。
さらにこの時期にはクリスマス・大みそか・新年とイベントごとが続くので、嬉しい日全部おめでとうというような意味を込めて“Felices Fiestas(フェリセス フィエスタス)”ということも多いですよ。
新年の挨拶
スペイン語であけましておめでとうは“Feliz año nuevo!(フェリス アニョ ヌエボ)”です。
1月1日だけではなく、年が明けて最初に合った時にこう挨拶することが多いです。
まとめ
- スペインでは親しい人との挨拶の時に両方の頬にキスをする
- 観光中に合う人には挨拶の言葉を交わし合うだけで十分
- 街であった人にいきなりハグを求められるようなことはない
- もし握手をする時にはしっかりと握る
- 一日中使える“Hola! (オラ)”という挨拶が便利
挨拶の時にキスをするというのは、情熱の国スペインならではですよね。
わたしたち日本人には少し照れくさいキスやハグといったスキンシップは、スペインでは親しい人の間ではごくごく普通のことでもあります。
とはいっても道であったばかりの初対面の人にハグをしたりキスをしたりというのはスペインでもまずありません。
挨拶のどさくさに紛れて抱きつこうとするおじさんに遭遇した時は、かわすか逃げるかしてくださいね。
普通に観光している場合は、おはようやこんにちはといった言葉だけで挨拶することがほとんどです。
なのでそんなに挨拶のマナーに気を使う必要もないですよ。
挨拶は英語でも通じますが“Hola! (オラ)”だけでも覚えて行くと結構便利ですし、
スペインに来ているんだとより実感できて楽しいですよ。
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