カップルや新婚旅行でスペインに行く場合、ロマンティックなディナーも楽しみたいですよね。
スペインはカジュアルで気軽に入ることができるレストランも多いですが、おしゃれでちょっと高級なレストランもあります。
そしてスペインの高級レストランはフランスの三ツ星レストランほどの堅苦しさはなく、リラックスして食事や会話を楽しめるのがいいところです。
そしてスペイン各地の新鮮な食材を使った料理はおいしくないわけがありません。
ただ堅苦しくはないとはいっても高級レストランというとやはり多少はマナーや服装に気を使いますよね。
それに高級レストランでの一般的なマナーや服装を知っておいた方が、安心してレストランを楽しむことができますよね。
そこでここではスペインの高級レストランを心意気なく楽しむために、高級レストランでのマナーや服装について解説したいと思います。
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高級レストランの利用方法
高級レストランとなると日本でも入るのに緊張したりしますよね。
それがスペインの高級レストランだったら、楽しみなのと同時に緊張や不安もひときわ高まるのではないでしょうか。
ちなみにスペインはあまりマナーにうるさくないさっぱりとした国なのであまり心配する必要はありませんよ!
それでもいくつか知っておいた方が安心なこともあるので、簡単にレストランの利用方法についてまとめていきたいと思います。
ドレスコードは?
スペインでは高級レストランといっても、そこまで厳しいドレスコードはありません。
男性はジャケットがあればいいですし、女性はワンピースやきちんとしたパンツルックで大丈夫です。
それでは下に男女別のスペインの高級レストランでの服装の例を紹介したいと思います。
男性の場合
シャツにジーンズ以外のパンツを合わせて、ジャケットを羽織ります。
靴はサンダルやスニーカーは避けて、きちんとした印象のあるものを選んでくださいね。
ネクタイは必要ありません。
女性の場合
ワンピース(パーティードレスを着る必要はありません)や、ブラウスにパンツかスカートといった少しきちんと感のある服装になるようにします。
靴はパンプスか、夏の場合はきちんとしたデザインのサンダルでも大丈夫です。
コートなどを着ていた場合は、自分で持って入りましょう。(お店で預かってもらえるような日本式のシステムは基本的にありません。)
観光を兼ねてレストランを利用する方が多いと思いますが、高級レストランを利用するなら、観光時のTシャツ・ジーパンというカジュアルな服装から着替えて入店しましょう。
ドレスコードがしっかりしていないと、普通の町中のレストランなら入店を断られることはないと思いますが、マルベージャ等のお金持ちが集まる場所にある高級なレストランでは断られることもあるかもしれません。
ちなみに、普通のレストランであればカジュアルな服装で入ることができますよ。
②レストランへの入り方
高級レストランの入り口には必ず案内係の人がいるので、まずその人に“オラ(こんにちは)”と声をかけましょう。
もし予約してある場合は案内係の人に名前を伝えてください。
もし案内係の人がいない場合は、ウェイターさんに声をかけてください。
レストランでは席まで案内してもらうのがルールなので、勝手に開いている席に座るのはNGですよ。
③注文の仕方は
注文はまず飲み物から頼みます。
日本と違って無料のお水がないので、スペインではレストランに行くと必ず先に飲み物を注文します。
そして飲み物が来るまでの間に料理を決めて、飲み物が運ばれてきた時に料理を注文するようにします。
飲み物が来た時に料理が決まていない時でも、待ってもらえるので問題ないです。
その時は「Un moment por favor」(ちょっと待ってください)と言って、決まってから自分でウェイターさんに合図を送ってテーブルまで来てもらってくださいね。
デザートを注文するのも最初からするの?
デザートやコーヒーなどの飲み物の注文はメインの食事が終わってからね!
メインのお皿を下げ終わった後にウェイターさんがデザートのメニューを持ってきてくれるので、デザートがほしい時にはこの時に注文してくださいね。
デザートがいらない時はコーヒーや紅茶だけたのんでも問題ありませんよ。
注文は指さしでもできるので、食べたい料理の名前さえ分かっていればスペイン語が分からなくても大丈夫ですよ。
④会計はどうするの?
会計は日本と違ってテーブルでします。
お店を出たいなと思ったタイミングでウェイターさんに“La cuenta, por favor”(ラ クエンタ ポルファボール:会計をお願いします)と声をかけてください。
すると細長いファイルのようなものに挟んだレシートを持ってきてくれるので、その金額を確認してファイルにお金かクレジットカードを挟みます。
しばらくするとまたウェイターさんがファイルを取りに来て、その後お釣りを持ってきてくれます。
⑤営業時間はいつからいつまで?
レストランの営業時間はスペインの昼食の時間にあたる2時ごろからだいたい深夜まで開いているところがほとんどです。
観光地だとお昼の12時ごろから開き始めるレストランもあるので、ホームページなどであらかじめ確認するようにしてくださいね。
⑥お店の予約はどうするの?
レストランの予約は、電話をするか、お店に直接行って行います。言葉が不安なら現地のガイドさんに頼めるはずです。
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レストランでの一般的なマナーは?
・チップはいつだれに渡す?
スペインはあまりチップを渡す必要のない国ですが、高級レストランでは絶対ではないものの飲食代の10%前後のチップを置いていくようにしてください。
会計の時に大抵はお釣りを小さなトレイに載せて持ってきてくれるので、そのトレイの上にチップを残して飲食代の10%程度を置いていきます。
ちなみにカードで払った場合はチップを置いていく必要はありません。
もしチップが必要な店でしたら、チップ込みの値段をカード払いで支払っているので追加でチップを払う必要はありません。
スペインでチップを渡すタイミングや、どういう時に渡すのかといったチップに関する情報を以下の記事にまとめております。
チップのマナーについて不安な方はチェックしてみてくださいね。
⇒スペインでチップの正しい渡し方!旅行に行く前の心構え
・会話はしても大丈夫?
スペインの高級レストランでは会話をしても大丈夫です。
ただレストラン中に響き渡るほど大きな笑い声をあげたりするとさすがに周りからの注目を浴びてしまうので気をつけてくださいね。
・子連れでも大丈夫?
普通のレストランなら子連れでもOKですが、高級レストランで子供が騒ぐのならマナー違反です。
入店を断られることはないでしょうが、小さな子供を連れて行くなら普通のレストランに行く方が良いでしょう。
バルとレストランの違いは?
バルとレストランは外観も似ているので同じに見えるかもしれませんが、実はちゃんと違いがあります。
バルは英語のバーと一緒で、基本的にはお酒を楽しむ居酒屋さんです。
ただスペイン人は日本人と一緒でお酒を飲みながら食事も楽しむので、バルには簡単に出せるタパスのような料理も置いてあり、これが結構おいしかったりします。
それに対してレストランは食事を楽しむ場所です。
お酒も飲みますがそれはあくまで食事をより楽しむためで、メインはやっぱり料理です。
バルではお酒だけ頼んでも大丈夫ですが、レストランではそういうわけにはいきませんよ。
まとめ
- スペインの高級レストランはそんなに堅苦しくない
- 女性も男性もきちんと感のある服装で
- 飲み物から頼んで飲み物が来た時に料理を頼む
- 会計はテーブルでしてチップもテーブルに残していく
- チップは大体10%前後を目安に
- カード払いならチップの必要はない
- 会話はしても大大丈夫
スペインの高級レストランの売りはあまり堅苦しくない雰囲気のなかでおいしい料理を楽しめるところです。
日本のレストランと大きく違うところといえば会計をテーブルでするところだけなので、そんなに緊張することもないですよ。
注文については外国人には英語のメニューを渡してくれるところもありますが、スペイン語のメニューしかないところもあります。。
メニューを見るのに不安がある場合は、事前に食べたい料理の名前をガイドブックやインターネットでチェックしておいて、メモしたものを見せるという方法も使えます。
少しおしゃれして楽しい会話を楽しみながらの食事は、きっといい思い出になると思いますよ。
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