スペインに初めて行くなら、首都マドリードは外せないですよね。
首都といってもスペインの歴史の中では比較的新しい街なのですが、その分近代的な街並みや美術館などをたっぷり堪能することができます。
とはいうものの海外旅行になれていない人は、自分で旅行するのに不安を感じるかもしれません。
自分だったら、、、
- 一番外せない見どころはどこ?
- 日本と同じ服装でいいの?
- ホテルの相場はどれくらい?
- チップはいるの?
- 地下鉄やバスはどうやって乗るの?
こんな情報があると助かるな~。
キリコちゃん教えてよ!!
こんな疑問がたくさん頭の中に浮かんで困っている人もいるのではないでしょうか。
日本からせっかく貴重な休みを使い十時間以上も飛行機に乗ってマドリードまで来るからには、やっぱり思う存分マドリードを楽しんでもらいたいです。
そこでここではマドリードに行くけど色々不安があるという人のために、マドリードの見どころや楽しみ方、治安や気候について説明していきたいと思います。
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マドリードの観光のポイント①どんな場所がある?
マドリードにはいくつもの美術館やマヨール広場それに王宮などいろいろな見どころが集まっています。
特に美術館は1か所は絶対見ておいた方がいいというほど、どこも見ごたえたっぷりです。
それでは以下にマドリードの見どころを挙げていこうと思います。
プラド美術館
世界三大美術館の一つで、ベラスケスやゴヤそれにグレコといったそうそうたる顔ぶれの作品が広大な館内にたっぷり展示されています。
一度は見ておいて損はない美術館ですよ。
最寄駅:地下鉄2号線バンコ・デ・エスパーニャ駅もしくは1号線アトーチャ駅
ティッセン・ボルネミッサ美術館
ティッセン・ボルネミッサ男爵が集めたコレクションが展示されていますが、とても個人で集めたとは思えないくらい量と質です。
印象とモダンアートそれに17世紀まで色々な年代の作品を一度に見ることができる貴重な美術館です。
最寄駅:地下鉄2号線バンコ・デ・エスパーニャ駅
ソフィア王妃芸術センター
スペイン出身の近代芸術家であるピカソやダリの作品を見るならここです。
あの有名なピカソの『ゲルニカ』の迫力は生で見ないと体感できません。
最寄駅:地下鉄1号線アトーチャ駅
マヨール広場
スペイン特有の四方を建物で囲まれた広場です。
観光に疲れたらこの広場にあるカフェのテラスでお茶をすると、マドリードの雰囲気を満喫できてたのしいですよ。
最寄駅:地下鉄1・2・3号線ソル駅
プエルタ・デ・ソル
スペインに走る全ての国道の始まりの場所で、道路を挟んだ片側が大きな広場で、反対側のマドリッド自治政府庁の時計台がシンボルの建物です。
この時計台は大みそかの年越しのカウントダウンのテレビ映像で流れ、全スペイン人が12秒のカウントに合わせて12個のブドウを食べる恒例の行事には欠かせないものです。
広場にもくまの像やカルロス3世の像など記念撮影のポイントがいろいろあります。
いろいろな観光地の中心部にもなっているので、マドリードに着いたらまずここに行くという人が多いですよ。
最寄駅:地下鉄1・2・3号線ソル駅
スペイン広場
スペインの小説で一番有名なのは『ドン・キホーテ』だと思いますが、この広場にはこの小説の主人公であるドン・キホーテとサンチョ・パンサの像があります。
こちらもスペイン旅行の記念撮影には絶好のスポットですよ。
最寄駅:地下鉄3・10号線プラサ・デ・エスパーニャ駅
王宮
かつてスペイン王が暮らしていた王宮は、ブルボン王朝第一代のフェリペ5世によって建設が決定されたものです。
王宮内の部屋という部屋は豪華な装飾がなされていて、とても見ごたえたっぷりな上に、当時の王様たちの華やかな生活がうかがい知れます。
最寄駅:地下鉄2・5号線オペラ駅
グラン・ビア
スペインの首都に見合った大通りを作ろうという目的で、20世紀の初めに作られたマドリード一番の大きな通りです。
通りの左右には豪華な装飾を施された建物がずらりと並び、歩いていると顔が上を向きっぱなしになりますよ。
最寄駅:地下鉄1号線グラン・ビア駅
アルカラ門
18世紀に建てられた、マドリードの旧市街を代表する門です。
カルロス3世の命で建てられたこの門は、今でも重厚感に満ちて迫力たっぷりです。
大通りに堂々とたたずむその姿は必見ですよ。
最寄駅:地下鉄レティーロ駅
サン・ミゲル市場
もともと市場だったところが、日本でいう屋台村のようにリニューアルされたところです。
最寄駅:地下鉄1・2・3号線ソル駅
活気のある雰囲気の中で魚介類やハムそれにオリーブやスイーツ等のスペインの特産品を気軽に食べ歩くことができて楽しいです。
スペインの食材が並ぶ中、市場内の端に日本で修業を積んだというスペイン人のご主人が握るお寿司屋さんがあってついついいくつか注文してしまいます。
最寄駅:地下鉄2・5号線オペラ駅
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マドリードの観光のポイント②気候は?
マドリードはスペインでも内陸部にあるためか、夏は暑く冬は寒い上に昼と夜の気温差がかなりある厳しい気候です。
といっても北海道と緯度がほとんど変わらないにもかかわらず、冬は日本の関西地方とほとんど変わらないくらいの気温です。
一年を通してあまり雨は降りませんが、その分夏場は乾燥するので紫外線対策に加えて乾燥対策もしておいた方がいいですよ。
服装も日本で着ている服装と同じで概ね問題はないですが、念のため季節ごとにおすすめの服装を紹介します。
春におすすめの服装
長袖のTシャツか薄手のニットに春物のジャケットかパーカーで大丈夫です。
靴は歩きやすいパンプスかスニーカーがおすすめです。
朝晩に冷え込んだ時のために、カーディガンや首に巻くものがあるといいですよ。
夏におすすめの服装
半袖かノースリーブのトップスに、短い丈か涼しい素材のボトムスを合わせましょう。
靴は歩きやすいサンダルが合いますよ。
朝方と夜は冷えることがあるので、カーディガンやシャツ等羽織れるものを携帯するのがおすすめです。
秋におすすめの服装
薄手のニットか厚手のシャツにしっかりジャケットかダウンベストを羽織ります。
靴はショート丈の歩きやすいブーツかスニーカーがいいと思います。
冷え込んだ時に備えてマフラーやショールがあれば便利ですよ。
冬におすすめの服装
厚手のニットにウールのコートかダウンコートで、ボトムスも厚めの記事のものを選びましょう。
靴も歩きやすいブーツ等暖かい靴がおすすめです。
マフラーと手袋はその時必要ないかもと思っても、常に持ち歩いていた方がいいですよ。
日本と同じ格好で大丈夫そうだね!
以前の「スペインでの服装は?シーズンや場所にあわせた服選び!」という記事内で、スペインの各地域、シーズン毎のおすすめの服装や、観光する場所に適した服装を紹介しています。
観光する服装に迷ったら参考にしてみてくださいね。
⇒スペインでの服装は?シーズンや場所にあわせた服選び!
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マドリードの観光のポイント③治安や物価はどうなの?
マドリードの治安はそんなに問題はないものの、観光客を狙ったスリや置き引きは多いので十分に注意が必要です。
- きちんとファスナーで閉められるカバンを持つ
- 財布やパスポートはさらにカバンの奥か中についているファスナー付きのポケットに入れる
- 万が一の時に備えて現金やカードも何か所かに分散させておく
というように念には念を入れるようにしましょう。
ATMは大きいショッピングセンターや銀行のものなら安心して使えますよ。
外国のカードを入れると自動で言語を選ぶ画面が出るものが多いです。
残念ながら日本語で表示されるATMはありませんが、それでも英語を選ぶとスペイン語よりはわかりやすいと思います。
物価はやはり首都なのでスペイン南部と比べると高めですが、東京と比べたら安めです。
チョコレートやオリーブオイルなど食べ物をお土産にしたい時は、スーパーで買うとお得です。
ちなみにスペインでは全てのスーパーでレジ袋が有料です。
1袋2セントから5セントで、レジでは大体(外国人だと聞いてくれないこともありますが)「Quiere bolsa?(キエレ ボルサ?)」【レジ袋ほしい?】と聞かれます。
聞かれても聞かれなくてもレジ袋がほしい時は、「1 bolsa por favor.(ウナ ボルサ ポル ファボール)」【袋を1つお願いします】という風に答えてください。
お土産を配る時のためにレジ袋を余分に欲しいという方のために、スペイン語で1から10をどういうのか下に紹介します。
上の例文の1のところを好きな数字に変えて使ってくださいね。
1(ウノでもbolsa(女性名詞)につけるときはウナ)、2(ドス)、3(トレス)、4(クワトロ)、5(シンコ)、6(セイス)、7(シエテ)、8(オチョ)、9(ヌエベ)、10(ディエス)
スペインの物価やレストラン・バルでの平均予算、観光者が使う一日あたりの食費については「スペインの物価は日本と比べて高い?安い?」の記事内で紹介しています。
いくらくらいユーロに換えようか悩んでいたら参考になる記事だと思います。
⇒スペインの物価は日本と比べて高い?安い?スペインの物価は日本と比べて高い?安い?
マドリードのホテル事情
マドリードには大小さまざまなホテルがひしめきあっていて宿泊料も様々ですが、大体の相場を知っているとホテルを決める時の目安になると思います。
その他の注意点と合わせて下にまとめます。
ホテルの相場
マドリードのホテルの相場は大人2人で一泊€100から€200くらいを見ておけばいいでしょう。
ホテルでチップはいるの
チップは基本的に必要ありませんが、ドアボーイに荷物を運んでもらったりしたら€1くらいを渡すようにしてくださいね。
スペインでチップを渡すタイミングや、どういう時に渡すのかといったチップに関する情報を以下の記事にまとめております。
チップのマナーについて不安な方はチェックしてみてくださいね。
⇒スペインでチップの正しい渡し方!旅行に行く前の心構え
コンセントは日本と違う?
スペインの電源プラグはCタイプで日本とは違うので、アダプターを日本から持ってくるようにします。
電圧も220Vで周波数は50Hzで日本と違うので本来なら変圧器が必要です。
でもカメラや携帯の充電器はほとんどが世界中の電圧に対応しているのでそのまま使えることがほとんどです。
説明書や充電器本体に使用可能な電圧が記載されているので確認してくださいね。
スペインのホテルの内装や冷暖房設備、アメニティについては過去の記事で詳しく紹介しております。
ホテルに宿泊予定の方ならきっとお役に立てる内容だと思います!
⇒スペインのホテル事情!内装やサービスについて
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乗り物の乗り方
マドリードはほとんどの見どころが歩いてでも見て回れますが、あまり時間に余裕がなかったり暗くなったりすると公共の交通機関やタクシーを利用すると便利です。
特に地下鉄はバスより路線がわかりやすいので利用しやすいですよ。
ただ日本と少し違うこともあるので、以下に乗り物別の乗り方をあげていきたいと思います。
地下鉄の乗り方
まず自動券売機で切符を買います。
一回きりの普通の切符の他、10回分の回数券や1日や数日乗り放題の券も選べるので旅行スケジュールと照らしてあらかじめどれを購入するか決めておくのが得策です。
回数券や乗り放題券は市バスにも使えますが、バスでは買えないので地下鉄で購入しておいてくださいね。
地下鉄で注意しないといけないのは、電車のドアを手動で開けるタイプがあることです。
ドアのレバーを引くかボタンを押すと開きますが、よくわからない場合は誰かの後にについて乗車すれば大丈夫です。
駅の至る所に路線や出口(Salida)の表示があるので、駅から出る時や乗り換えの時もわかりやすいですよ。
バスの乗り方
市バスはルートが複雑ですが、観光案内所で路線図がもらえるので参考にしてください。
乗りたいバスが来たら、手をあげる等合図してバスを止めます。
前から乗って運転手から切符を買うか、回数券や乗り放題券は運転席の後ろにある機械にカードを通します。
切符を買う時にお釣りはでるものの、あまり大きい額の紙幣ではおつりが足りないと言われることがあるので小銭がある方が安心です。
降りる時は“STOP”と書かれたボタンを押して知らせ、後ろのドアから降ります。
タクシーの乗り方
荷物が多かったり暗くなってからの移動はタクシーが便利です。
タクシーは日本と違って白い車で、車の上にTAXIという札が付いているのですぐにわかります。
“Libre(空車)”と表示されたタクシーに合図を送って止めるか、市内の主要な場所にあるタクシー乗り場から乗ることができます。
ドアは自動で開かないので、自分で開けるようにしてくださいね。
目的地を伝える時が通じるかどうか一番ハラハラすると思いますが、ホテルの名前や他の目的地を紙に書いておくと確実です。
大きなスーツケースをトランクに出し入れしてもらった時は、お釣りの端数や€1くらいをチップとして支払うようにしましょう。
まとめ
- マドリードはスペインの首都で見どころ満載
- 特に三つある大きな美術館は1か所は見ておきたい
- 広場やグラン・ビア通りをのんびり散歩しよう
- 王宮の豪華さは必見
- スリと置き引きには注意
- 気候は夏は暑く冬は寒いが東京とそんなに変わらない
- ホテルの予算は大人二人で€100から€200
- 電源プラグはCタイプ
- 地下鉄とバスの路線が充実
マドリードの街の活気とさすが首都だなと思える立派な街並みはせっかくスペインに行くならやはり外せません。
観光ポイントはほとんど歩いて回れますし、急ぎの時は地下鉄の路線も充実して便利です。
なのでガイドブックや観光案内所でもらえる地図を片手に気ままに観光して回るのに向いてる場所なんですよ。
ただスリには十分気をつけて、暗くなってから繁華街を離れたり人気の少ない場所に行くのは避けましょう。
プエルタ・デ・ソルやマヨール広場の周辺にひしめき合うレストランやバルで、マドリード特有の豆とお肉の煮込み料理を味わうのも旅の醍醐味になるでしょう。
バルで地元の人に交じってサッカーの中継を観戦したりするとひときわスペインの雰囲気を楽しむことができますよ。
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